トップギアスタッフ、マークのガレージ紹介

トップギアスタッフ、マークのガレージ紹介3:マツダ RX-7

インターナショナルで有名なカメラマンであるマーク リッチオーニは、何年も何年もTGと一緒に仕事をしている。で、写真を撮っていないときは、「けしからん」クルマを購入しているのだ。日本車のチューニングが大好きなマークだが、ここでは、彼の中毒性とその世界を共有しよう。

この納屋での発見というのは、何年もの間、私を困惑させてきたんだ。だって、ランボルギーニ ミウラを忘れるなんて、ありえる?グロスターの真ん中にスバルのフォレスターがあったって、納得できるけど。だってあれは100年放置してもキーがあれば動き出すからね。

だが最近、私はこのスタンスを変えざるを得なくなった。古いポルシェ ターボが朽ち果てていたのを見つけたわけではなく、自分自身で90年代のマツダ RX-7を3年近く放置していたのだから。外は風雨にさらされているし。やれやれ。

RX-7を所有してから7年近くになるが、最初の4年間で32,000kmほど走った。ロータリーは、まだ動いているときにリビルドするのがずっと簡単(そして安い)なので、2017年にエンジンをリフレッシュすることにした。けど、そこでうまくいかなくなったんだ。

うん、バキバキになった。マッパーはエンジンビルダーを責め、エンジンビルダーはマッパーを責めた。3,000ポンド(47万円)をつぎ込んだばかりで、私はボロを出し、車を友人の納屋に移した。ここでジレンマが発生。大損してスペア用に売るのか、それとももっとお金をつぎ込んで乗り続けるのかっていう…。

結局は後者を選んだが、修理のためにまたお金を貯めなければならない。そして、つい最近、ついにこの車が復活したのだ。エンジンは?完璧だよ。ボディワークは?そうでもないんだな、これが。

私は15年近く改造車と格闘してきたが、ハンドブレーキを回したり、DJ EZのコンピレーションを作ったりする中で、何人かの親切な人たちに出会った。そのうちの一人がAuto Finesseのジェームズ バッティで、彼は車のクリーニング、特に「風化」してしまった車を専門に扱っている。

私は、6ポンド(930円)のブロンズサービスから15ポンド(2,300円)のゴールドサービスまで、地元の洗車場でクリーニングサービスを行っているので、当然ながらジェームズの主張には懐疑的だった。しかし、彼とそのチームがいかに広範囲に渡って、このような変身に取り組んでいるかということについては、予想外であり、見直すことになった。

「ライトを分解し、スポイラーを外し、ホイールアーチもすべて手入れをしたよ」とジェームズは説明する。「塗装はいい状態なんだけど、長年にわたって汚れが蓄積されてきた隙間が、クルマをダメにしているんだ。ここに時間をかければ、クルマは本当によみがえるんだ」

そして、その通りになった。RX-7はきれいなだけでなく、まるで工場からそのまま出てきたかのような状態だったのだ。本当に信じられないくらい、いいクルマに仕上がっている。写真では伝わりにくいのだが、オートフィネスさんにはそのあたりもしっかりカバーしてもらってる。「Auto Finesse RX-7 before and after」とYouTubeで検索すれば、その全工程を4Kで見られるよ。

このマツダ車に何時間費やしたか、ジェームズにはまだ聞いていないけれど、もしビール1本で1時間の価値だとしたら、ここからハットフィールドまでのコンビニにあるビールをすべて買い占めなければならなくなりそうだ。魔法を使ったと言いたいところだが、実際には適切な製品を適切な用途に使っただけなのだけどね。残念ながら、これで今後この状態を維持しないための言い訳ができなくなったっていう…。

【KINTO】

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