トップギアTVでも活躍したモータースポーツ界のレジェンド、エディ ジョーダン逝去

元F1チームオーナー、そしてトップギアTVの司会者としても活躍したエディ ジョーダンが、前立腺がんとの闘病の末、76歳でこの世を去った。

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カリスマ性と影響力に満ち溢れたモータースポーツ界の巨星、エディ ジョーダン。レーシングドライバー、F1チームオーナー、そしてTVパーソナリティという多彩な顔を持つ彼の訃報は、世界中のモータースポーツファンに深い悲しみをもたらした。

ジョーダン家は声明を発表し、「元F1チームオーナー、TVコメンテーター、そして実業家であるエディ ジョーダンOBEの逝去を深い悲しみとともに発表いたします。彼は過去12ヶ月間、進行性の前立腺がんと闘っていましたが、2025年3月20日未明、ケープタウンにて家族に見守られながら安らかに息を引き取りました。享年76歳でした。EJはどこに行ってもカリスマ性、エネルギー、そしてアイルランド人特有の魅力で溢れていました。彼の不在は私たちにとって大きな喪失ですが、たくさんの素晴らしい思い出が悲しみを乗り越える力となります」と故人を偲んだ。

ジョーダンのレーシングキャリアは、ダブリンからジャージー島に移住後、1970年にカートを始めたことからスタート。数々のカートレースやフォーミュラ フォードでの勝利を経て、フォーミュラ アトランティック選手権を制覇。F3、F2への参戦、マクラーレンF1マシンのテスト走行、そしてピンク フロイドBMWチームとのル マン参戦など、多彩なカテゴリーで活躍した。

しかし、ジョーダンの真の才能は、チームオーナー兼才能発掘者として発揮された。度重なるレース中の事故の後、マネジメントに転身し、エディ ジョーダン レーシングを設立。1982年には、後に伝説となるアイルトン セナに初のテスト走行の機会を与えたことでも知られる。

ジョニー ハーバートやジャン アレジを擁し数々の勝利を収めた後、1991年にはジョーダン グランプリを設立しF1へ進出。デビューシーズンには、若きミハエル シューマッハーをベルギーGPに抜擢した。

1998年には、かつて自身のF3000チームで走らせたデイモン ヒルを迎え入れ、1999年にはコンストラクターズランキング3位というチーム史上最高の成績を収めた。

2005年にチームを売却した後、ジョーダンはBBC、そしてChannel 4のF1解説者として活躍。2016年には、車への情熱を注ぎ込み、「トップギア」の司会者に就任した。

番組内で彼は自身の愛車について語り、「ミニ1000、ミニ クーパーを所有していた。サスペンションをローダウンし、マグネシウムホイールを装着、小さなレザーステアリング、バケットシート、そしてストレートマフラーを付けていた。本当に気に入っていたよ」と当時を振り返った。

また、好きなF1ドライバーを聞かれると、「完全に贔屓目だけど、アイルトン セナだね。彼は素晴らしい人物だった。穏やかで、とても親切で温かい人だった。一度、サンパウロの中心部から空港までセナの運転で送ってもらったことがある。あれは特別な体験だった。彼は素晴らしい男だった。大好きだったよ」と答えていた。

F1 CEOのステファノ ドメニカリは、「エディ ジョーダンの突然の訃報に接し、深い悲しみを覚えています。彼は尽きることのないエネルギーで常に人々を笑顔にし、誠実で輝かしい人物でした。F1のある時代を築いた主人公であり、彼の不在は大きく惜しまれるでしょう。この悲しみの時、私とF1ファミリー全員が彼の家族と愛する人々に寄り添います」と追悼の意を表した。

元ジョーダンGPドライバーでSky Sports F1解説者のマーティン ブランドルは、X(旧Twitter)で「友よ、安らかに眠れ。あなたの愛する家族全員にお悔やみを申し上げます。なんて素晴らしい人物、ロックスター、レーサーだったのだろう。多くのドライバーがあなたに感謝している。あなたは私たちにチャンスを与え、私たちを信じてくれました」と投稿した。

1996年のF1ワールドチャンピオン、デイモン ヒルは、「私たちは皆、とても悲しく、ショックを受けています。エディが病気と闘っていることは知っていましたが、深刻な状況ながらも、彼が勝つチャンスがあると思っていました。しかし、残念ながら彼はその闘いに敗れてしまいました。エディ ジョーダンのような人は二度と現れないでしょう。素晴らしい人々であるジョーダン家にお悔やみを申し上げます。エディは私やモータースポーツ界、そして世界中の多くの人々に大きな影響を与えました。彼のような人は二度と現れないでしょう」と語った。

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=海外の反応=
「唯一無二の存在であり、家族、友人、ファンに深く惜しまれるでしょう。安らかに眠ってください、エディ」
「エディ、安らかに。寂しくなります」
「悲しいニュースです。エディはF1でもトップギアでも、常に明るい存在でした。安らかに」

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