150馬力以下でもなめんなよ!ファンな走りの11台

オースチン/モーリス ミニ

実はミニと言えば…、明白さと必然性の交差点だと表現できよう。低馬力のファンカーの良さを、低馬力なことで最も有名なだけでなく、ほとんどすべての人に、ほとんどすべてのことで有名なクルマについて言及せずに、どのようにして褒め称えることができるだろうか?
だから、これまでに存在したクルマの中で、最もパワフルではないが、最も楽しいクルマの1台を紹介しないわけにはいかない。霧のような目をしたカーナビー・ストリート、ツイッギーの愛車、映画『ミニミニ大作戦』、パディ・ホプカークなどのノスタルジアの旅は置いておいても、初代オースティン・ミニは、これまでに作られたクルマの中で最も個性的で楽しいもののひとつである。そしてそれは、わずかな馬力でそれを実現した。例えば、トップスペックのクーパー Sは、1.3リッターのAシリーズエンジンを搭載し、76hpを発揮したが、ミニのフェザーウェイトボディ(ここがミソ)と四隅のホイールの設計を組み合わせれば、そのサイズの3倍、サーキットでは6倍のパワーを発揮する。昔、ミニがアメリカの巨大なマッスルカーと戦っていた時の映像をいくつか見てみてみて。

おっと、またしても「楽しい」よりも「速い」ことに迷い込んでしまった。でも、多くの人は、速く走ることで大きな満足感を得ているし、それはそれでいいのかな。しかし、本当に楽しいクルマができることとは、最高のアタックでカーブを突っ切るのと同じくらいに、ひたすら走り続けることだとも考えている。そしてミニは、音、匂い、そして次の角を曲がったところで、トラクターなら追い越せる能力を堪能しながら、田舎道を時速60km/hや80km/hで走り続けることで輝きを放っている。

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