トヨタ RAV4 L EVは電気自動車をメインストリームに押上ることができたかもしれない

なぜ失敗したのか、そしてそこから何を学んだのか?

簡単に言うと、シェブロン(あのシェブロン)が電池メーカーのパナソニックを特許侵害で訴えた後、シェブロンがその特許を買収・合併して手に入れた直後に、トヨタはRAV4 EVに搭載した電池を使うことを許されなかったということだ。

つまり、初代RAV4 EVは、GMのEV1と同様に、1990年代にカリフォルニア大気資源局が打ち出した「ゼロエミッション車」への対応策として開発されたものだったのである。これは、カリフォルニア州で自動車を販売するすべてのメーカーが、一定の条件を満たさなければならないというもので、特に、メーカーがカリフォルニア州で販売する新車の2%をゼロエミッション車にしなければならないというものだった。なお、この目標値は2001年には5%、2003年には10%まで引き上げられた。

しかし、最終的にはゼロエミッション車の義務化は撤回される。当初の「マイウェイ・オア・ノー・ハイウェイ」義務化に代わって規制が緩和され、自動車メーカーは、カリフォルニア州の自動車市場への参入という特においしいニンジンも、その参入が取り消されるというむしろ脅威的な棒も、電気自動車の生産に依存していなかった。

そのため、GM、ホンダ、フォードと同様に、トヨタも可能な限りRAV4を回収し、それを潰し始める。すると、GMのEV1のように、愛すべき小さなクルマが消えてしまうことに抗議するオーナーが続出した。草の根運動の結果、トヨタはRAV4 EVの借用者にクルマの購入を許可した。だからこそ、RAV4 EVは数百台、EV1はほんの一握りしか残っていないのである。

そして、私たちは何を学んだのか?それは、電気自動車の普及が20年ほど遅れたということだけだ。だが、そのことが我々の背中を押しているわけではない。

=海外の反応=
「”釘付けにした”だって?215kmの航続距離と125km/hの最高速度しか出せなくて?冗談だろ?」
↑「初代日産リーフの年間販売台数は年間2.5~6万台で、同様の統計が出ている。画期的ではなかったかもしれないが、メインストリームと呼ぶには相応しいと思う」
「自分の通っていた大学にも同じようなものがあったな。写真、撮っとけばよかった」
「この話は、同時期のGMのEVに似ているね。すべてが20年間保留になってしまったのは残念なこと」
↑「なぜなら、GMとトヨタが、カリフォルニア州の義務をなくすように働きかけ、彼らを訴えて逃げたからだよ。このの企業は、そもそも正しいことをしようとしていなかったんだ」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2021/04/31582/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

HP Directplus -HP公式オンラインストア-

ピックアップ

トップギア・ジャパン 060

アーカイブ