ホンダが英国および欧州でのタイプRの販売終了を発表。限定40台の最終モデルを公開し、ファンは悲しみに包まれている。
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衝撃的なニュースが飛び込んできた。日本でも絶大な人気を誇るFL5型ホンダ・シビックタイプRが、発売からわずか3年で英国および欧州市場において、その歴史に幕を下ろすことになった。
まず日本のファンにご安心いただきたいのは、これはあくまで欧州での販売終了を告げるものであり、日本国内の販売が終了するわけではないということだ。
しかし、世界中のファンを熱狂させた「ホットハッチのGOAT(史上最高)」と称される名車が、一つの市場から去るという事実は、一抹の寂しさを感じさせる。
幸いなことに、タイプRはただ静かに去るわけではない。ターボチャージャーと巨大なウイング、そしてホンダの魂とも言えるチャンピオンシップホワイトの輝きに包まれ、有終の美を飾る。
今回発表されたのは、欧州での最後を飾る40台限定の「アルティメットエディション」。ホンダ伝統のチャンピオンシップホワイトのボディに、ボンネットのピンストライプやサイドのデカールなど、特別なレッドアクセントが施されている。
さらに、リアウイングやドアシル、センターコンソールにはカーボンパーツを追加。室内ではカップホルダーや足元を照らすイルミネーションが追加され、ドアを開けると地面にタイプRのロゴが投影されるという粋な演出も。これは嬉しいポイントだ。
購入者には、カーボンのキーリング、専用フロアマット、特注のカーカバーが入った記念ギフトボックスも贈呈されるとのこと。
心臓部であるメカニズムに変更はない。2.0リッター直列4気筒VTECターボエンジンが、最高出力330PS、最大トルク420Nmを発生。その力を、6速マニュアルトランスミッションを介して前輪に伝える。0-100km/h加速は5.4秒、最高速度は275km/hに達する。
ホットハッチとしては驚異的なこの性能は、在位期間中に数々のFF最速ラップレコードを樹立したことでも証明されている。日本の鈴鹿サーキット、そしてドイツの“あの”巨大なサーキット(ニュルブルクリンク)での記録は、今も語り草となっている。
ホンダの欧州戦略・製品責任者であるハンナ スウィフト氏は、次のように語っている。
「欧州におけるホンダの象徴的なモデルに別れを告げるにあたり、この特別なモデルでお客様にその伝統を祝うユニークな機会を提供し、最高の形でシビックタイプRを送り出すことがふさわしいと考えました。
自動車業界は変化しており、私たちのモデルラインナップも欧州の法規制に合わせて進化する必要があります。しかし、タイプRは常に私たちのドライビングへの情熱の究極表現であり、今後数週間、数ヶ月にわたってその伝統を祝えることを楽しみにしています」
このコメントは、欧州の厳しい環境規制が販売終了の背景にあることを示唆している。
「アルティメ-ットエディション」は欧州全体でわずか40台の限定生産で、そのうち10台が英国に割り当てられる。価格はまだ発表されていないが、英国での標準モデルの価格(51,905ポンド/1,090万円)から、相当なプレミア価格になることは間違いないだろう。
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【tooocycling DVR80】
箱バン.com
=海外の反応=
「残念だ。まあ、トヨタにとっては独壇場になるだろうな」
↑「トヨタは人気の内燃機関モデルの割り当てを制限しているからね。セバスチャン オジェ エディションのGRヤリスを手に入れようとして、全く相手にされなかった僕が言うんだから間違いない。ムカつくな!普通のモデルさえ売ってくれなかったんだぞ!」
「アウディRS3に次ぐ、最高のホットハッチの一台。間違いなくリセールバリューは高値を維持するだろうね」
「『業界は変化しており、我々のモデルも進化する必要がある』ねぇ…。どうせ出てくるのは、5分で価値が暴落して、5人くらいしか欲しがらないような超高価な電気自動車なんだろ」