96,500ポンド(1,880万円)の最上級モデルが登場する一方、よりパワフルさを抑え、価格を下げたエントリーモデル「ターボ」も新たに設定された。
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ロータスは、エミーラのラインナップを再編した。これは今年に入ってから、もはや何度目かになる大幅な変更である。今回の改良で、新たに最上級グレードとなる「V6 SE」と、エントリーグレードの「ターボ」が追加された。これにより、既存の「ターボ SE」は中間グレードという位置づけになる。
その名の通り、「V6 SE」は引き続きトヨタ製の3.5リッタースーパーチャージャー付きV6エンジンを搭載する。最高出力400bhp、最大トルク420Nmを発揮し、0-100km/h加速は4.3秒という俊足ぶりだ。この性能を最大限に引き出すため、6速マニュアルトランスミッションには新しいコンプレッションマウントが採用され、より滑らかで小気味よいシフトフィールを実現している。
シャシーにも改良が加えられ、ダンパーのキャリブレーションを調整し、ホイールアライメントにも微調整を施した。これにより、ハンドリングの鋭さを高めると同時に、乗り心地の向上も図っている。
エクステリアでは、専用バッジに加え、20インチの鍛造アロイホイール、レッドブレーキキャリパー、そして新色「ジングレー」のボディカラーが標準装備となる。また、オプションとして新たな「レーシングライン」アクセントも選択可能だ。これは、ボディに繊細なピンストライプを追加し、ドアミラーキャップをボディ同色とするものである。
一方、新設されたエントリーグレードの「ターボ」は、「ターボSE」と同じメルセデスAMG製2.0リッター直列4気筒ツインスクロールターボエンジンを搭載するが、最高出力は360bhp、最大トルクは430Nmにデチューンされている。それでも、0-100km/h加速タイムはV6モデルからわずか0.1秒落ちであり、最高速度も275km/hと、V6モデルの290km/hに迫る十分な性能を誇る。
装備リストも充実している。10インチのインフォテインメントスクリーン、190Wのオーディオシステム、12ウェイ電動調整式シートが標準で備わる。さらに、交通標識認識、ブラインドスポット警告、疲労検知などの先進安全技術も搭載される。
ロータスはエミーラの技術的な改善も実施した。冷却水の流量を最適化するヒーティングシステムや、エンジン始動時の水温を高める設定変更などがそれに当たる。これは、英国特有の過酷な気象条件下での始動性を向上させるための改良である。
「V6 SE」と「ターボ」は9月から発売予定で、価格はそれぞれ96,500ポンド(1,880万円と79,500ポンド(1,550万円)である。
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=海外の反応=
「普段はこういうアクセントパーツってあまり好きじゃないんだけど、このレーシングラインのはすごくいいね」