書評コーナーは、トヨタ ランドクルーザー70系。【ランドクルーザー70系 誕生40周年】四輪駆動車の王者を知るにふさわしい一冊。
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2021年、自費出版として著者がまとめた1984年11月に発表されたランドクルーザー70系は、運転時の快適性や居住性のさらなる向上を求めるユーザーに対応するべく、「四輪駆動車の王者として優れた資質を継承しつつ、スタイルイメージの近代化、快適性の向上を図り、乗用車ユーザーまでも積極的に吸引する」というねらいを定めて開発された。発売以降もモデルチェンジされることなく、さまざま要求に応じて改良が続けられ、2024年11月2日に誕生から40年を迎えたことを記念し本書は刊行された。
70系のモットーは“質実剛健”だと著者は語る。必要に応じた改善は行うが、無用な変更はせず、必要とされる地域や人に向けて作り続けられてきた。いわば命を守る1台ともいえる。そんな70系を開発責任者へのインタビューや様々な開発者、そして改善の変遷を合わせこの40年をまとめた1冊である。
本書はこれを記念して、2019年に刊行した同書を内容はそのままに誕生40周年の“正式ロゴ”を掲載したカバーデザインに一新して刊行する新装版だ。(内田俊一)
本題:トヨタ ランドクルーザー70系UR
副題:その開発と改良の足跡
著者:難波 毅
発行:三樹書房
定価:5500円
ISBN978-4-89522-824-4
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