トヨタ最小の“ヤンチャな”ハイブリッド誕生した。英国で新型「アイゴX」がヤリス譲りの心臓とGR SPORTを引っ提げ、大変身した。
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トヨタのタフな最小コンパクトが、大規模な“心臓移植”と待望の「GR SPORT」を引っ提げて登場。目指すは「GR ヤリス」の弟分か? パフォーマンスはともかく、そのルックスには兄貴分への憧れが滲む。
トヨタは、コンパクトモデル「アイゴX」に大幅な改良を施し、同社最小となるハイブリッド技術と、初となる「GR SPORT」グレードを導入した。これはまさに、将来GRヤリスになることを夢見る一台と言えるだろう。少なくとも、そのルックスからはそんな気概が感じられる。
なぜなら、この新しいe-パワートレインは、兄貴分であるヤリスやヤリスクロスと共通のものを採用しているからだ。最高出力114bhpを発生する1.5リッター3気筒エンジンに小型モーターとバッテリーを組み合わせ、前輪を駆動する。これは自己充電式のマイルドハイブリッドであり、今回トヨタはバッテリーセルスタックを縦置きにすることで、パッケージングの最適化を図っている。
従来の1.0リッター3気筒エンジンとマニュアルトランスミッションは姿を消し、代わりにCVTオートマチックへと刷新された。しかし、心配はご無用。この新しいハイブリッドの心臓部によって、新型アイゴXの0-100km/h加速は10秒弱を達成。これは従来の純ガソリンエンジンモデルから約5秒も短縮という、驚くべき進化だ。
さらにトヨタによれば、新型アイゴXのCO2排出量はわずか86g/km(WLTPモード)と、現行のPHEV以外のモデルで最小値を達成。これは友人に自慢できる、ちょっとしたステータスになるだろう。
エクステリアも、実に魅力的だ。塊感があり、力強い。刷新されたボディはトヨタのGA-Bプラットフォームをベースとし、よりシャープなヘッドライトと、大型化されたエンジンを搭載するために76mm延長された前後オーバーハングが特徴だ。ワイド化されたフェンダーアーチには17インチまたは18インチのアルミホイールが収まり、ルーフとリアセクションには精悍なブラック塗装が施される。
インテリアは基本的に従来モデルを踏襲し、4人乗りのスペース、内装に多用されたリサイクル素材、そして231リッターで変更なしの荷室容量を確保。コックピットには7インチのデジタルディスプレイが鎮座し、その他にもUSB-C充電ポート2基、ワイヤレススマートフォンチャージャー、そして「トヨタセーフティセンス」を標準装備。プリクラッシュセーフティ、レーンキープアシスト、エマージェンシーストップなど、お馴染みの機能が満載だ。さらに、アイゴXとしては初となるOTA(Over-The-Air)アップデートにも対応する。
注目の「GR SPORT」トリムだが、パワートレインの強化こそないものの、専用チューニングのショックアブソーバーとスプリング、そしてコーナリング性能を向上させるとされる、よりシャープなステアリングセッティングが施される。エクステリアでは、「G」パターンのメッシュグリルやブラック塗装のボンネットが、そのスポーティな血統を主張する。
英国では今年末から販売開始予定で、詳細については今後数ヶ月以内に発表される見込みだ。トヨタのコンパクト戦略に、また一つ面白い選択肢が登場したと言えるだろう。
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=海外の反応=
「いいね…街乗りメインなら、これ欲しいな」
↑「なんでこんなに酷評されるのか分からないな。そこそこカッコいいし、燃費も良くて、耐久性もありそうな、ごく普通のコンパクトクロスオーバーだと思うけど」
「本当にひどいと思ってる人はいないんじゃないかな。少なくとも否定的なコメントの一つは、政治的な理由でハイブリッド車(ましてやEVなんて!)にケチをつける(というか、でっち上げる)地元の右翼っぽい変な人からのものだよ」
「オーマイガー…」
「前より悪くなった。古臭くて、最悪」