これが未来のコルベットか? GM、超ワイド&ローなコンセプトEV「カリフォルニア」を世界初公開

レーシングシミュレーターから抜け出してきたかのような、過激なスタイリング。GMの先行デザインスタジオが描いた「カリフォルニア コルベット」は、我々が知る“ヴェット”の常識を覆す。

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ゼネラルモーターズは、このようにして南カリフォルニアへの敬意を表する。ようこそ、狂っていて、ヤバくて、そして全くもって delectable(魅惑的)な、カリフォルニア・コルベットの世界へ。この新しいハイパーカー・コンセプトは…まあ、一体何をするためのものなのかは定かではないが、見た目はエース級だ。

そうあるべきだろう。パサデナにあるGMの先行デザインスタジオによって描かれたそれは、永遠の「ヴェット」を、「未来的で、南カリフォルニア的なひねり」を加えて再創造したものだ。

これは、「レーシングシミュレーターからのインスピレーション」と、往年のコルベットからのヒントを組み合わせた、「ワンオフ」のハイパーカーとして称賛されている。それはワイドだ――実際、レンジローバーよりもワイドだ――アグレッシブで、細くつり上がった目を持つフロントから、非常に低く、エアロで磨き上げられたシルエットへと絞り込まれていく。南カリフォルニアが、これほど…怒って見えたことはない。

あるいは、ディフューザーだらけに見えたことも。リアは基本的に、アンダーボディへと流れ込む、口を大きく開けたトンネルの入り口のようだ。サイドは、まるで肉が剥ぎ取られ、その下で働く腱がむき出しになったかのよう。そして南カリフォルニアが、これほどの…スタンスを持っていたことはない。

コンセプトカーであり、そしてゴールデンステート(カリフォルニア州の愛称だ)に敬意を表するものであるため、その動力源は電気だが、その能力は明らかにされていない。GMが述べたのは、「T字型の角柱バッテリーパック」があり、それによって低い着座位置と、シャシー周りおよび内部を通過する、より良いエアフローを可能にしている、ということだけだ。そう、F1チームならおそらく、カリフォルニア コルベットのリアトンネルを、空力テストに使えるだろう。

これはトランスフォーマーでもある。フロントにヒンジを持つ一体型のキャノピーが、クーペから「オープンエアのトラックカー」へと変身させるのだ。そして、それがいかに低く、ワイドで、怒って見えるかを考えれば、サーキットに閉じ込めておくのが、皆にとって最善かもしれない。

「カリフォルニア コルベット コンセプトは、未来志向のデザインのもう一つの例です」と、GMのグローバルデザイン担当副社長、ブライアン ネスビットは言う。「我々は複数のGMスタジオに、コルベットにインスパイアされたハイパーカーを構想するよう依頼しました。その最初のものは、3月に我々の英国スタジオによって発表されました」

「カリフォルニアのチームは今、コルベットの伝説的なパフォーマンスに敬意を表しつつ、彼ら自身の独特なビジョンを吹き込んだ、補完的なスタディモデルを完成させました」と彼は付け加えた。

ああ、そうだ、これは、あの狂っていてヤバい英国製に続く、2番目のコルベット コンセプトだ。そして、近いうちに3番目のコンセプトが続くことになるだろう。

アルファ ロメオ 33 ストラダーレ/ランド ノリス✕R32 東京ナイトドライブ/R35日本取材:トップギア・ジャパン 068
【tooocycling DVR80】
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=海外の反応=
「V8を積んでくれれば、(まあまあ)ハッピーなんだが」
「俺、これ90年代後半におもちゃのクルマで持ってたよ。マッチボックスのストリートストリークだ。実物を作るのに30年もかかったわけだが、ついに実現して嬉しいよ」
「EVであることを考えると、どっちかというと北カリフォルニアだな。
*編集部注:シリコンバレーなど、IT企業が多い北カリフォルニアを揶揄したジョーク」
「おいおい、ニューバランスの靴で運転できなきゃ、俺は買わないぜ!
*編集部注:コルベットのオーナーは、ニューバランスのスニーカーを履いている、という米国でのステレオタイプなイメージにかけたジョーク」
「確かに、エース級だ。リアビューは、もうちょっと古い世代のテールライト(フェラーリ296みたいに)を取り入れてもいいかもしれない。
ガラスのデジタルフェードは、なくしてもいいかもな、いや、やっぱりそのままでいいか。
それ以外は…2台頼む。1台はバットマン仕様で、もう1台はシャンパンにディープブロンズカーボンの組み合わせで頼む」
「このコンセプトは、グランツーリスモのビジョンGTみたいな感じで、息をのむほど美しい。あえて言わせてもらえば、前のヴェットのコンセプトより、ほんの少しだけカッコいいな」

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