シビック タイプ Rがその歴史に幕を下ろそうとしている今、復活したプレリュードに我々が期待するのは当然、あの“赤バッジ”の存在だ。果たして、その可能性は残されているのだろうか。
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ホンダ シビック タイプ Rは死んだ。まあ、FL5型「アルティメット エディション」の全40台が生産され、新たなオーナーの元へ渡ってしまえば、の話だが。そうなると、我々が思うに、ホンダのラインナップには本格的なパフォーマンスカーの、巨大な穴がぽっかりと空いてしまう。
そんな折、ありがたいことに、プレリュードの名が帰ってきた。しかも、2ドアクーペとしてだ。我々はすでにプリプロダクション車に短時間ながら試乗し、そのシミュレートされた「S+シフト」ギアボックスに感銘を受けた。しかし、本格的なプレリュード タイプ Rは計画されているのだろうか?
「それは非常に難しい質問です。もちろん、直接的な答えは期待できませんよ」と、新型プレリュードのチーフエンジニア、山上氏は言う。こうなることは分かっていたが、聞かないわけにはいかないだろう。
「将来的にハイブリッドのタイプ Rが出るのか、あるいはバッテリーEVのタイプ Rが出るのか、我々は何年も議論してきました」と、山上氏は続ける。「我々が常に言ってきたのは、タイプ Rはそのパワートレインに依存するものではない、ということです」
もちろん、今年初めにTGが0シリーズのEVタイプ Rについて尋ねた時も、きっぱりとしたノーではなかった。そして今、ハイブリッドのプレリュードについても、同じことが言えるのかもしれない。
「最初のターボチャージャー付きタイプ Rが市場に出た時、誰もががっかりしたのを覚えています」と山上氏は語る。
「誰もが、自然吸気エンジンから離れるという決断に疑問を呈しました。しかし、今や誰もその話はしません。なぜなら、タイプRというバッジは、単なる駆動ユニット以上のものだからです。それは、ダイナミック性能を最大限に高める能力であり、この特性が実現される限り、それがハイブリッドであろうと、EVであろうと、自然吸気のガソリンエンジンであろうと問題ではないのです」
ホンダよ、シビック タイプ Rの部品庫から、あの324馬力の2.0リッターターボ4気筒と、6速マニュアルギアボックスと、巨大なリアウイングを掘り出してきてくれ。それに、マイルドハイブリッドのアシストをちょっとくっつければ、軽量なプレリュード タイプ Rの出来上がりだ。
完璧じゃないか、違うかい?
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