「タイト」なプロポーションの新型ハマー EVは航続距離483km

「ピックアップとSUVを同時にデザインすることで、それぞれに独自の特徴を持たせ、実用性を最大限に高めることができました」と、新型HUMMER EVのデザイン担当エグゼクティブディレクターのフィル ザックは語る。

「SUVのタイトなプロポーションは、独特のプロフィールと広々とした荷室を生み出し、建築的なインスピレーションに満ちた広々としたキャビンを維持しています」

フィル、これって、タイトなプロポーション?マジで言ってる?確かに、今回発表されたSUVのホイールベースは、ピックアップよりも23cmほど短いけど、それでも全長は5m、全幅は2.4m近くある。むしろ、巨大って言った方がいいかも…。

それにしても、素晴らしいデザインだと思わない?角ばったリアキャノピーやフルサイズのスペアを装備したことで、SUVというものがトラックよりも格好良くなっているかもしれない。標準装備のインフィニティルーフも、取り外し可能なパネルを備えている。これは、床下のバッテリーパックをGMCのアルティウム・プラットフォームの構造要素に変えることで実現したものだ。

1,000馬力ファンのみんなには悪いニュースとなってしまうが、SUVの最も強力なパワートレインには3つの電子モーターが搭載される。だが、ピックアップとは異なり、出力は830bhp、トルクは15,591Nmにとどまり、0-97km/hのタイムは約3.5秒となる。まあ、これでも十分な性能だと思うけどね。でも、将来的には、最高出力約625bhpの2基のモーターを搭載したバージョンも登場する予定だって。

ハマーEVには、アダプティブ・エアサスペンション、22インチのホイール、35インチのグッドイヤー・オールテレインタイヤに加えて、トリッククラブウォーク・ダイアゴナルドライブ機能付きの4輪ステアが標準装備される。さらに、オプションのエクストリームオフロードパッケージでは、小型ホイールと太めのタイヤ、アンダーボディアーマー、周囲の状況を把握するためのカメラなどを追加している。主なオフロード性能は、33cmのサスペンショントラベル、40cmの最大地上高、80cm強の渡河水深だ。

3モーターのパワートレインを搭載したFirst Editionモデルは、1回の充電で483km以上走行可能で、300kWの急速充電機能を備えている。また、6kWの発電機を搭載し、他の電気自動車を遠隔操作で充電することも可能だ。

車内には5人分の広大なスペースがあり、13.4インチのインフォテインメント・スクリーンと12.3インチのドライバー・ディスプレイが装備されている。GMによれば、SUVとピックアップには約200種類のアクセサリーが用意されているとのこと。

皆さん、おひとついかがでしょう?

=海外の反応=
「見た目にもこだわっていて、とてもかっこいいと思う」
「電気トラックで水浴びをして、感電の危険を冒すの?勇気があるんだかないのか」
↑「だったら内燃機関の車には電気がないと思ってない?
排気ガスに水が混入してもパワートレインが破綻しないことを考えると、どちらかというと電気版の方が水はけに優れた構造のはず」
「"見事にデザインされたもの"だって…?何かを見逃しちゃったかな?僕が納得できる言葉は「きちんとしたモノ」だけだ。これは凶悪だ。本当に、賞賛すべき点は何もない。EVであること?いや。バッテリーの無駄遣いだよ。誰にも必要のないものだ。そして、「実用性」について語る人は、辞書を引いたほうがいい。これは実用性とは何の関係もない。これは過剰なのだ。過剰なサイズ。余分な重量。過剰なパワー。それは低俗さを表現するための転がるモニュメントでしかない」
「オフロード車にとって、0-100km/hタイムはそれほど重要ではない。それよりも、ルビコントレイルでの走行性能を知りたいね」
↑「間違ってはないけど、どれほどの性能を持っていようと、ほとんどのオーナーが10万ポンドもするクルマをオフロードで走らせることに疑問を感じるる。とはいえ、僕もそう思うのは確か。ルビコントレイルのような状況で実際にどのような性能を発揮するのか、見てみたい」
「見た目については、実際に見てみないと自分の考えを整理できないと思う。しかし、今まで見たり読んだりした中では、全体的には気に入っている。
これを見て、どれだけの人が、実際には電気であることに気づかずに怒り始めるだろうか。かつて反環境主義の究極の象徴であったものが、EVに改造されているのは面白い」
↑「同じことを考えていた。でも、人を騙すことができるので、すごく欲しくなった!」
「"オプションのエクストリーム・オフロード・パッケージでは、小型のホイールと太めのタイヤを装着することができる」とあるが、このオプションを装着したクルマの多くは、最終的に32インチのホイールを装着することになるだろう」
↑「アサンティ社かレクサーニ社のどちらかが製造したものと思われる」
↑「おそらく、タイヤではなく、タイヤのサイドウォールを増やすためにリムを小さくするという意味だと思うよ」

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