賛否両論? 上等だ。ジャガーが送り込んだ未来からの刺客「タイプ00」は、写真で見るのとはワケが違う。
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ジャガーは、2台のタイプ00コンセプトカーをグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに持ち込んだ。そして、ショーの初日の朝一番から、それらはすでに大勢の観衆を引きつけていた。
その理由は分かる。ジャガーの新時代を告げるこのクルマは、2024年後半にインターネット上で公開された際、かなりの波紋を呼んだ。しかし、実物は、実に堂々としたデザインの塊だ。極めてクリーンな面と、ウルトラマットな塗装は、明らかにコンセプトカーのもの。このままの姿で市販されることはないだろうが、もしこれが4ドアのロードカーに変身した時にプロポーションが似ているなら、それは相当なものになるだろう。
となると、残された唯一の疑問は、君なら何色を注文するか、ということだろうか。グレーか、ブルーか、それとも最初の発表画像にあったあのピンクか? だって、君たちみんな、ピンクが大好きだっただろ…?
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=海外の反応=
「マジでホットウィールのおもちゃみたいだ。良い意味でなく」
「彼らはこれから熾烈な競争市場に参入するんだから、最終的にこのクルマは傑出したものでなきゃダメだ。
大胆なルックスだけじゃ、ロールス・ロイスやベントレーみたいな他の高級車ブランドには勝てないよ」
「これはヤバい。もしコンセプトが現実になれば売れるだろう。地球上に、これに似たものは他に何もないだろうからな。でも、4ドア車で同じプロポーションを保てるとは思えない。クーペのままじゃなきゃダメじゃないか?」
↑「同じプラットフォームで他のバージョンも出ると思うから、このプラットフォームでFタイプみたいなクルマも出るかもね。カモフラージュされた4ドアのテストカーは、メルセデスCLSみたいにクーペっぽいプロポーションだけど、もっとずんぐりしてるように見える」
「このクルマを最後に見てからしばらく経つが…ダメだ、まだ好きになれない。それどころか、なんだか未完成に見えてきた。デザイナーが、あちこち最後の仕上げを忘れたみたいな。それが意図だったのかも? 誰が知るものか。
ジャガーのお偉方たちが、高級EVの販売台数を見ながら頭を悩ませているのは間違いないだろうな。ネットで見る限り、控えめに言っても、あまり良くないみたいだから。裕福な層は、内燃機関がもたらすドラマや騒音なんかを求めてる、とかなんとか…」
「いやー、コメント欄を読むのは面白いエクササイズになったよ! どうやらジャガーは究極のマーマイトカー(※好き嫌いが激しく分かれるものの意)を創り出したようだ。たぶん、茶色のボディに黄色の屋根のコンセプトカーを持ってくるべきだったな。バターを表現するために、ボディ全体にランダムに黄色い点を散らしてさ。
まあまあ、皆さん落ち着いて」
↑「会社の全歴史からかけ離れていて、ごく一部の少数派にしか売るつもりのない製品を、最初の新製品として出すなんて、大失敗へのレシピだよ。
これには「ニュー・コーク」(※大失敗したコカ・コーラの製品)の匂いがプンプンする」
「古いジャガーみたいじゃないって泣き叫んでる連中も、まだ例のCMについてグチグチ言ってる連中もいる。どっちにしろジャガーは潰れかけてたんだ。2023年の販売台数は、BMWやアウディ、メルセデス、日本のセダンに比べても、ごくわずかだったんだから。これはニッチで排他的な市場への挑戦なんだ。何百万台も売るつもりはないだろうが、売れるだろう(おそらく中東と中国で)。そして注目されるだろう」
↑「JLRで働いてる知り合いがいるから、はっきり事実を言わせてもらうけど、金を稼いでる事業部門はランドローバーであって、ジャガーじゃない。それは何年も前からそうで、動かしがたい事実だ。ジャガーが葉巻とスリッパのイメージから脱却する必要があったか? ああ、そうだった。でも最近のランドローバー製品は飛ぶように売れてる。
じゃあなんで、レンジローバーと同じような内装/装備を持つクルマでモデルレンジをアップデートしないんだ? それは彼らにとって成功の方程式なのに。ランドローバーにはよく売れる強力なラインナップがある。ジャガーがランドローバーの内装技術を使って、見栄えの良いクルマをICE/EVパワートレインで徹底的に刷新したモデルラインナップを作れば、上手くいくと考えるのは難しくない。
なのにJLRがジャガーをどうするか考えた末に出した論理的な結論は、ベントレー並みの価格で、さらに少ない台数のEVを売ることだ。ジャガーは、いっそ消滅した方がマシだったかもしれない。
ベントレーやロールス・ロイスみたいな、長年確立された高級ブランドと競争するのは、上手くいくとは思えない。ごく少数の人々に、それらのブランドから乗り換えるよう説得しなきゃいけないんだから。他の高級メーカーと差をつける唯一の点は、あの、えーと…「勇敢な」デザインだけみたいだな」
↑「ランドローバーが今の地位になるまで20年以上かかったんだ。すぐじゃなかった。それにジャガーが挑戦しなかったわけじゃない。XFから始めてた。LRとジャガーで技術を共有して。でもランドローバーには明確な強みがあった。本当にオフロードを走れたんだ。それに、メルセデスがしくじり、BMWがニッチ市場作りに夢中で、アウディが積分と微分の講義より面白くないクルマを作ってた時期に、彼らは絶好調になった。
ジャガーに何が売れた? 技術は不安定でエンジンは粗削りな、より洗練されてて安いBMW。それだけだ。キャデラックですらそのゲームに失敗した。同じ時期に挑戦して失敗し、本国に撤退した。ジャガーには逃げ場がなかったんだ。
生まれ変わることは、避けられなかった」
↑「おいおい、ジェレミー クラークソンが乗り回してるレンジローバー、あれは2007年のL322だろ。ランドローバーが今の地位になるのに20年もかかってない、何年も前から十分尊敬されてたよ。どんなセレブも乗ってたし、地元のゴルフコースや高級住宅街に行けば、レンジローバーだらけだ。
ジャガーXFは生産終了する頃には骨董品だった。出た時は良かったか? ああ。でも世界は進んでる。ジャガーを時代に合わせ続けるための、本当の努力なんて全くなかった。去年廃止されたモデルは全部、あまりに古すぎて競争力がなかった。なぜ人々がBMWの3シリーズや5シリーズを買うか分かるか? XEとXFの主なライバルだ。
なぜならBMWは、実際にそれらを最新に保ち、それを気に掛けてるからだ。事実、ドイツメーカーはJLRより売れてるが、ランドローバーは上手くやってる。市場のいいところを切り拓いたからだ。でもジャガーは悲惨な状況だ。ドイツメーカーについていけなかった。なぜなら、ラインナップを最新に保つことを気にしなかったし、信頼性はゴミだったからだ。
私は過去12年でBMWを3台所有したが、全部ものすごく信頼性が高くて、どんな状況でも運転が快適で、製造品質も本当に良い。ジャガーXFは、それほど信頼性は高くなく、BMWと比べると運動性能はまあまあで、製造品質は平均的。でも、葉巻とスリッパと、窓に貼られたナショナル・トラストのステッカーの匂いがする。ジャガーは、わずかな予算でドイツ勢と競争しようとしたが、それは上手くいくはずがなかった。君がメルセデス、アウディ、BMWについて何を言おうと、少なくとも彼らはクルマを売っている。
JLRが出した論理的な結論は、「ホットウィールのおもちゃみたいなクルマで生まれ変わって、ベントレー&ロールスと非常に小さな市場で戦おう」だ。ジャガーは、この不名誉なEVごっこより、死んだ方がマシだった。
彼らは全ラインナップを廃止して、ヒット作である新型レンジローバーとRRスポーツのデザイン要素を取り入れた、全く新しいラインナップを作るべきだった。新しい内装装備/スクリーンを持ち込んで、ICE(例えばOCTAで使ってるBMWのV8を含む)とEVパワートレインを組み合わせる。ロールス・ロイスやベントレー(VWとBMWの後ろ盾がある)と競争しようとするより、成功の可能性は高い」
↑「ジャガーのEVは、ロールス・ロイスは言うまでもなく、ベントレーの半額になるだろう。Sクラスに近い価格設定になるはずだ」
「色は芸術とデザインにおいて本当に重要だな。こっちの色だと、ずっと不快感が少ない。
彼らがやってるブルータリズム・キッチュみたいなのは、まだ納得いかないけどな。ジャガーは美しく、筋肉質であるべきだ。これは私の意見では、あまりに工業的すぎる」
↑「素晴らしいじゃないか。目を覚ませ、今は1961年じゃなく2025年だぞ」
↑「目が悪いなら、素晴らしいだろうな」
「物議を醸してるって、地元の商店街の真ん中で用を足すのが「物議を醸す」のと同じような意味だろ」
↑「アストンが、じゃぶじゃぶクルマを売ってるとでも?」
↑「彼らは少なくともクルマを売ってる。ジャガーは去年40台しか売ってないんだぞ、40台だ。それがジャガーにとって何を意味するか? それに、アストンマーティンの今のラインナップを見ろよ。ヴァンキッシュ、ヴァンテージ、DB12は、ポルシェやフェラーリのガチなライバルで、ものすごく魅力的だ。DBXは、ベンテイガやウルスみたいなクルマのライバルだ。
それに、ヴァルキリーやヴァルハラみたいな頂点に立つ製品もある。そして今の彼らのクルマは、全部まともなインフォテインメントシステムを持ってる。これがメーカーを再発明/再建する方法だ。ジャガーがやってるようなことじゃなくてな。アストンマーティンに財政問題はあるか? ある。最近のラインナップでそれを解決しようとしてるか? してる。ジャガーは何をしてる? ホットウィールのおもちゃみたいなクルマを作ってる。
全モデルを販売から引き下げたら、クルマを売るのは難しいと思うが、どうだ? ジャガーは実際にそれをやったんだ、とんでもないことだ!」
↑「ああ、知ってるよ。クルマを作ってないのに、自動車メーカーと名乗るのは難しいよな」
「これは完全な失敗作で、買う人間はごくわずかだろう。この大惨事に金を払うほど愚かな連中は、自業自得だ。
ジャガーは運命づけられている。この恐怖が発売されてから2年以内に倒産すると予測する」
「どっちにしろ、売れてるクルマが少なかったから、彼らは潰れてただろう。ランドローバーがこの10年、彼らを生かし続けてきたんだ。この方向転換が、彼らが必要とするニッチで高価な領域を見つけるかもしれない」
↑「もし彼らがランドローバーから独立してたら、何年も前に潰れてただろう。JLRの稼ぎ頭はジャガーじゃなくランドローバーだ。それに、ベントレー価格でさらに少ないモデルを売るなんて、すでに複数のメーカーがいる、笑えるほど小さなニッチを追いかけるようなもんだ」
↑「君によれば、彼らはどっちにしろ下り坂で、その答えが、すでに多くの確立されたメーカーがいる、少量生産のニッチな市場に参入することだと。
うーん、私にはあまり意味が分からないな。この戦略に全財産を賭けるより、すでに確立された市場でシェアを拡大する方が良いと思うんだが」
「おお、ファシストたちがみんな戻ってきたようだ。決まった型にはまらない何か(あるいは誰か)の見た目が、これほど威圧的になり得るとは驚きだ。たぶんタイプ00は、Sタイプの究極の現れなんだ。あまりにうんざりするほど古風で、その場にいるだけで物理的に年を取るクルマの。でもジャガーには、この本質に忠実な市販車を創り出すという、大変な仕事が待っている」
↑「サンダーバードのペネロープが乗り回してそうなクルマが、ちょっと馬鹿げて見えると思うのがファシストなのか。辞書でファシストの意味を調べた方がいいんじゃないか。それとも、自分と意見が合わない人に対して、理解もしてない言葉を投げつけるタイプの人か。
バカと議論するな、友よ。彼らは君を自分のレベルまで引きずり下ろすだけだ」
↑「このクルマがちょっと醜いと思うのに、「ファシスト」である必要はない。
でも今は2025年で、ネット上のバカどもは注目に必死だから、全く不適切な場面でレッテル貼りや極端な言葉を使うんだ」
↑「ああ、良い指摘だ。彼がファシストって言葉を使ったのが面白くてな。彼がその言葉の意味を本当に理解してないのが分かる。自分の小さな脳みそに都合がいいから使ってるだけだ」
「JLRが再出発を発表してから、文字通り何十もの新しいEVが登場した。こいつが到着する頃には、もし到着することがあるなら、現実に追い越されているだろう。
一体どの星で、市場から完全に撤退することが良いアイデアだったんだ?」
↑「少なくとも市場から撤退すれば、ジャガーは恥ずかしい販売台数を発表しなくて済む。もしこの忌まわしき代物に基づいたクルマが発売されることがあれば、数人の「インフルエンサー」とYoutuberが60秒間リースして、それで終わりだろう」
↑「たぶん、彼らの生産ラインは、これからEV専用になるから、変更が必要だったんだろう」
↑「全部、同時に?」
↑「そう。GSR2、騒音規制、最新のEU6dパッケージが全部重なって、非常に古いプラットフォームを売り続けるには莫大な投資が必要になる。それに、それらのモデルの既存の販売台数が少ないことを考えれば、その時点から全部赤字になる」
「もし彼らが代わりに、この忌まわしき代物のレンダリング画像を写真にフォトショップで合成しても、見た目は変わらないだろうな。まだレンダリング画像みたいだし、レンダリング画像のままでいるべきだ。ジャガーがまだ事業を続けてることに驚くよ。もしこれが何ヶ月もぶりの彼らからの最初のニュースなら、明らかに彼らは、リブランドが本当に良いアイデアだったのかどうか悩んでいて、前に進んで恥をかきたくないし、後戻りして弱く見られたくもない、と忙しく考えてるんだろう。でも、リブランドを元に戻しても、彼らは全く弱くは見られないだろう」
↑「英国車ブランドによる、非英国的なコンセプトはやめてくれ。あのベントレーは面白いインテリアだったが、あのエクステリアは受け入れられない」
↑「非英国的なコンセプトって、一体何なんだ!? たぶん彼らは、永遠にEタイプだけを作ってればいいんだろう。
そうだ。もっとEタイプを。シリーズIのボディにV12を載せて、アメリカ人には売るな。彼らがシリーズIIとIIIの見た目を台無しにしたからな」
↑「シルエットは、Eタイプクーペの面影があるな。ブルータリズムバージョンだけど!」
「すべて間違った理由で、物議を醸してる。ジャガーが、これじゃなくて、なぜ再びアストンマーティンのライバルになろうとしなかったのか、私には永遠に分からない。いや、実は分かってる、製造品質だ。でも私は、ジャガーが、この、新しいベントレーのコンセプト、そしてサイバートラックが生まれた、何かおかしくなったデザイン言語じゃなくて、ヴァリアントやヴァルキリーの競合車を生産してほしい」