アウディがついにモデルの分かりにくいネーミングシステムを廃止。その代わりに、今後はよりシンプルなバッジを導入する。自動車の神様に感謝。
うん、正直な話、ずっと思ってた…って人も多いんじゃないかな。アウディはようやく正気を取り戻したのか、推定パワーバンドを詳細に記したバッジをクルマに付けても、実際には…効果がないことに気づいた。
この「ノメンクラチャー(命名法)」システムは、2017年にモデル命名コードの改編として導入され、トップギア編集部でもみなさんと同じくらい当惑した(今もしてる)。それは基本的に、車両のエンジン容量を強調するという、すでに分かりにくかった指標を、30(110-130ps)から70(543ps以上)の間の、クルマのパワーを示す一連の数字に置き換えたものだ。この指標は現在、廃止のプロセスに入りつつある。
Q8 e-tronや最近公開されたQ6 e-tronなど、アウディの現在の大型SUVラインナップのいくつかは、よりシンプルなトリム区別を採用しているので、すでに利点が形になっているのを目にしている。例えば後者は、エントリーレベルの全輪駆動「クワトロ(Quattro)」と、より派手な「SQ6」のみが発売され、レンジトップの「RSQ6」は後日発売される予定だ。頭痛が和らぐのを感じられるだろうか?
この変更は、将来のA5やA7(およびそれらに対応するトリムレベル)のように、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン搭載モデルにも引き継がれると予想される。また、TDI(ターボチャージド・ダイレクト・インジェクション)やTFSI(ターボ・フューエル・ストラティファイド・インジェクション)など、仕切り直しのための拡張名称はまだ採用される可能性が高いが、これも将来的には段階的に廃止される可能性がある。
トップギア カーオブザイヤー/トヨタ ランドクルーザー/フェラーリ プロサングエ:トップギア・ジャパン 059
=海外の反応=
「私の家族が以前所有していた2015年モデルのアウディTTには、55TSFIなどという意味不明なバッジは付いておらず、背面にTTバッジが付いているだけだった。これらの55TFSIや45TFSIのバッジは、55TFSIが45よりも何らかの形で優れている/いた以外の車について何かを伝えるのに役立つようなものでもないが、エンジンについては何も教えてくれてはいないので、と不思議だった」
↑「まず、バッジなしでも注文できますよ。
けれど、なぜそうしたのかは理解できる。以前は、車のパワーに関する情報を提供するために、伝統的にエンジンの排気量をバッジ化していた。しかし、電気自動車やハイブリッド車が一般的になってからは、2.0L TFSIが1.6L TDI MHEVやPHEV、あるいはフルBEVよりもパワフルなのかどうかを見分けるのが難しくなっていた。そのため、最も簡単なのは、出力をそのままkWで表示することだったんだ。しかし、それではモデルやトリムによって異なる数値が多すぎる。そこで彼らは独自の数値スケールを作り、車両に付ける数値のバリエーションを制限するために、ある数値を特定のパワーブラケットに対応させた。この数字は基本的にドライブトレインのパワーを示すものだ。だから、どのクルマもすべてのモデル、トリム、ドライブトレインのバリエーションで直接比較できる。本当にそれだけだった。
しかし、今はその数字がない。198kWのQ5 2.0l TFSIと220kWのQ5 2.0l TFSI PHEVを区別する方法がなくなってしまう。おそらく多くの人は気にしないだろう。一部の人は気にするかもしれない」
「その昔、偶数は4ドア、奇数は2ドア、Sは高速、その後に続くのはエンジンの排気量で、Tはターボ、Dはディーゼル、Iは直噴だった。
例えば
A4 2.0T=2Lターボの小排気量4ドア
A6 2.5TDI = 2.5Lターボディーゼルの大型4ドア
S4 2.7T=2.7Lターボでより速い小柄な4ドア
A5 = 2ドア
その後、彼らはそれをいじり始めた。SUVは4ドアだから偶数であるべきだった。A5とA7は決して4ドアではないはずだ。少なくとも、BMWの状況ほどひどくはないけどね🙄」
「アウディで何が起こっているのか?次は物理ボタンを戻し始めるだろう」
↑「それだけはやめるよう、期待するしかない」