【トップギア試乗】フェラーリ 296 GTB:電動化でスーパーカーに豊かな深みと奥行きを与えた

インテリア

インテリアはどんな感じ?
フェラーリにとって材質や仕上げは、決して問題にはならないので、296も例にたがわず非常に良くできているし、手触りのよいクルマだ。だけど、キャビンは296の他の部分の完成度からすると、そこまで前進していない。

技術面で進んでるんで、F8とは明らかに違う。ダッシュスクリーンとかハプティックボタンとかステアリングホイールとか、運転環境の多くはSF90からきてる。これまでより多くの機能が用意されてるんだけど、簡単に操作できるとまではいかない。その点ではF8も決して素直というわけじゃなかった。ステアリングホイール上の右側にあるサムパッドで、クリックやスワイプなんかのディスプレイ操作ができるんだけど、これがなかなかうまいことできないんだ。さらにイライラするのが、スマホを接続するとディスプレイ全てがApple CarPlayに占領されてしまうこと。その場はしのげるけど、音楽やナビを操作しながら、欲しい情報を入手するなんて不可能だ。

スクリーンが一つしかないってことは機能が分担されてないってことで、すべてがステアリングホイールの前方に現れるようになってる。とは言え、速度やギアや回転数などの必要な情報がでっかくクリアに表示されるのはいいね。

シートはサポート力があるが、パッドは硬く、レザーはつるつるで滑りやすいので、もうチョイ腿下の支えが欲しいかな。シートは前方に倒れ、パーセルシェルフに手が届くようになっている。SF90と違ってるとこは、これにはフロントトランクがあるってとこ。たったそれだけの理由なんだけど、使い勝手がグンと変わるもんだな。
カーコンビニ倶楽部

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2022/04/47924/trackback

【トップギア試乗】フェラーリ 296 GTB:電動化でスーパーカーに豊かな深みと奥行きを与えた」へのコメント

  1. 片桐カナタ2022年7月21日 11:47 PM

    あれれ?V6エンジンってそんな素晴らしいの?すごい気になるな

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 063

アーカイブ