内装
中はどうなってんの?
中に入ったらすぐに衝撃を受けるよ、ダッシュボードがとにかくドライバー目線でデザインされてるんだ。助手席もちょっと広めでくつろげるし。「タヅナ(手綱) コンセプト」って言うらしくて、常に前方だけに全注意を向けて馬を操るイメージからきてる。ドライバーが運転中にステアリングから手を離さなくてもいいように、必要なものがすべて視線の範囲内に揃えられてるんだ。
美学的には素晴らしい、レクサスが長い間かけて構築してきたものを全部ぶつけてきたね。でも気になる部分がまったくないって訳じゃない。タッチスクリーンが小さくなっちゃってて、ダッシュボード周辺が圧迫されてるのと(インチアップしても実際の面積が小さくなることはない)、全体的に色に対する感度が高すぎかな。色がまぶしいって言うか。でも、ブラックアッシュのストライプがアクセントの白黒インテリアは良かったよ。赤のアクセントは僕らには響かなかったけどね。
後部座席の広さは問題ない。ここでもまた、家族がクロスオーバーを購入する理由がわかる。トランクスペースもPHEVになったからといって、妥協していない。レクサスは上手いことバッテリーを隠してスペースを作る方法を知ってるね。容量はトランクだけで545リットルで、後部座席を倒すと1,436リットルになる。日常使う分には十分な広さで、なんでも積み込んでOKだよ。トランクルームの下にもスペースがあって、プラグインモデルの充電ケーブルがしまえる。
もしあなたが、旧NXのひどいマウスのような画面コントローラーについて読んだことがあるなら、あるいはもっと悪いことに、使ったことがあるなら、喜んでください。それはもうない。新しい画面はタッチ操作で、動作が速く、グラフィックもきれいだ。素早く手を伸ばす必要のあるもののほとんどに、常設のスイッチがついている。多くのバージョンでは、ヘッドアップディスプレイが搭載されている。
コンシェルジュ・クライメート・システムは、寒くなると自動的にシートヒーターとステアリングホイールをオンにしてくれる。乗る前にリモートアプリで行うことも可能だ。そのための4年間のコネクティビティ、さらに重要なリモート充電、交通地図、OTA(Over-The-Air)アップデートも価格に含まれている。最初のOTAアップグレードの一つは、リモートパーキングを追加することで、ドアを開けるには狭すぎるスペースに自ら入っていくのを見ながら、クルマから降りることができる。また、誰かが駐車してきたら、こちらに来るように指示することもできる。