ホンダの電気自動車 ホンダ e 試乗で見えてきた、手に入れるべきグレード

3 車内

レイアウトと仕上がり、スペース

内装はちょっとクレイジーだ。今すぐ800ポンド(10万円)の手付金をキャンセルするか、危険で悩ましいものなのだということを納得するかのどちらかだろう。クルマに近づくと、キーに反応してドアノブが自動的に出て、ヘッドライトもモニターから操作できる。だが、これらは、ほんの始まりに過ぎない…。
ホンダはこのクルマの内装をラウンジスタイルと呼ぶ。もし私のラウンジが、こんなふうに素敵な家具と6つのスクリーンがあったらいいんだが。まずスクリーンが目に飛び込んでくる。全体を説明していこう。前席はプニプニとした布張りのシートで、リアはベンチシートで、フェイク木材の板(悪く聞こえるかもしれないが、良いデザインである)がある。ホンダはモダンかつレトロで、建築家がデザインしたような唯一無二の雰囲気をイメージした。
次にスクリーンについて、ドアミラー用の2つの6インチの角度付きモニター、ステアリングの後ろについている、8.8インチの計器類、リアビューディスプレイと、中心には12.3インチのスクリーンが2つあり、1つはドライバー用でもう1つは助手席用である。6つのショートカットキーがあり、別々のアプリを同時に起動することができて、ボタンを押すだけで、別の画面と入れ替えることができる。
たとえば、iPhoneでワイヤレスのCarPlayを有効にすると、片方の画面で起動ができ、ホンダのナビゲーション、ラジオ、または範囲と再生に関する操作がもう片方の画面で実行できるというわけだ。「OK、ホンダ」と言うと、画面にしょぼいキャラクターが現れ、指示に応答しながら体をバウンドさせる。最初の5分は楽しめるが、ドライバーの指示が特定のものでなければ反応しないので、結局は画面をタッチして操作することになるだろう。ホンダは、音声機能は声を学習し、能力を向上させられると話しているが、それはまだ確認できていない。さらには駐車するとスクリーンを水槽に変えることができ、タッチすると魚に餌をやることができる。イーロンが、羨むことだろう…。
USBソケットは前に2つ、後ろに2つ、12Vソケットや230VのAC電源コンセント、HDMI端子もある。Xboxを持ち込んで、真ん中の画面で遊ぶこともできるし、Wi-Fiのルーターを接続することもできる(最初の年は無料、その後はサブスクリプションとして購入可能)学校の校門前で子供を待っているときにオンラインゲームをすることもできる。
広さに関しては、どのように使用されるか、だれが使用するのかを具体的にする必要があるが、身長173㎝で足のサイズも小さめの私には十分な後部座席で、171リットルである。(フィアット 500とほぼ同じ)また、シートを倒すと861リットルで、日常的に二人乗りで利用することが多い場合は、十分な大きさである。基本的にホンダ eは子供を後ろに乗せて連れて行ったり、標準的な体型の大人を載せたりすることができるセカンドカーである。もしこのクルマが欲しいのならば、買っても損はしないだろう。

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