ホンダの電気自動車 ホンダ e 試乗で見えてきた、手に入れるべきグレード

4 所有

ランニングコストと信頼性

電気自動車を所有することは、どのように充電し、どこで充電するか、不便ではない場所においてあるかどうかを考慮に入れなければならない。とくに国によって、あらゆるケースが考えられるので、ここではストレートに、英国で所有した場合の事例を紹介する。通常の3ピンの家庭用ソケットに接続すると、ホンダ eの充電には、約19時間かかるので、便利とは言い難い。もし自宅に7.4kWの充電ボックスを設置すれば(路上駐車を想定)、約4時間でフル充電が可能である。また、50kWまたは100kWのDC電源の公共の急速充電器を見つければ、わずか30分で80%まで充電できる、という選択肢もある。これは、あなた次第、といったところだ。
また、もう一つ知ってほしいポイントは、17インチホイールを搭載した高いグレードの「アドバンス」モデル(追加費用なしで低グレードの16インチも対応可能)なら、少し短いWLTPモードで航続距離200kmとなる。低いバッテリー消費量で走ることができる。ハイスペックモデルには、18psのほかに、オプションで17インチホイール、自動駐車アシスト、デジタルバックミラー、アップグレードされたサウンドシステムが搭載されている。
まだ準備段階ではあるが、「My Honda +」という名前のアプリが、2020年の夏に配信開始となる。通常のすべての機能が有効となり、スマートフォンとクルマを同期し、バッテリーの量や、スマートフォンで道を検索しておいて、その経路をクルマに送信することもできる。極寒の日や、猛暑の日などに温度を事前調整しておくこともできる。さらにはスマートフォンでキーの代わりにクルマを開けることができ、離れた場所からもリモート機能を使って、ドアを開けることができる。
電気自動車による税免除、ガソリン代もかからず、渋滞税の免除(ロンドンに住んでいる場合)は、立証されていることだ。ただし、社用車として運転する場合は、2020年4月から100%EVに対してBIK税がゼロになる。法人への販売がイギリスのすべての新車の50%以上を占めることを考慮に入れると、電気自動車の普及率は飛躍的に伸びそうだ。

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