テスラ モデル3、外観を改良、航続距離と素材を向上。航続距離は629kmに。方向指示器のレバーがないとはどういうことなのか、実車を見に行ってきた。
「ウインカーレバーがなくなった」と一部で話題となっている、テスラ モデル 3の改良。テスラ新宿にてプレビューが行われたので、見てきた。ただし、航続距離含めたスペックは国交省の認可前ということだ。今回発売されるのは、航続距離513kmのモデル 3 RWD(5,613,000円)と、629kmのモデル 3 ロングレンジ AWD(6,519,000円)。ヘッドライトからのバンパーのアプローチが変わったことにより、空気抵抗が減少した。超音波センサーもモデルSやモデルX同様に、テスラとしては削減の方針を取っており、取り付けない方向で進めている。これにより、デザインにより多くの自由度が生まれることを期待しているという。超音波センサーの代替手段として、「テスラビジョン」と呼ばれるものを使用する。これは、エクステリア周りに配置されたカメラを使用して、距離の測定や環境確認を行う。
全長については、今回大幅なデザイン変更は行われていないが、張り出しを含めて約25mm長くなった。全幅と全高に関しては、大きな変更はないが、これらの寸法はまだ日本の規格には適合していない。
次に、インテリアについて。こちらの部分は、モデルXに似たデザインに進化しており、方向指示器のレバーは廃止され、代わりにステアリングから操作するようになった。ステアリングを見ると、左側にボタンがついており、方向指示器の役割を果たす。最初、ちょっと慣れるのに時間がかかるだろうけれど、ついている位置は操作しやすそうだ。しかしながら、テスラのインテリアは、究極のシンプルかつミニマリスト向きだ。悪く言えば、何もない。このあたりは好みが分かれるところである。
また、ドアを開けると、エアバッグの追加やロックストライカーなどの安全性を向上させる機能が備えられている。これらは一般車には導入されていない機能であり、TESLAは安全性に最も重点を置いた自動車設計を行っている。テスラというと、速さや他の特徴的な要素に注目されがちだが、アクティブセーフティとパッシブセーフティの両面で各国の第三者機関から高い評価を受ける車両なのである。
最初にテスラがモデル3を販売したのは2017年で6年が経過している。そして日本においてモデル3をローンチしたのは2019年。4年間でどんどん進化を遂げている様子がよくわかった。日本でも購入はもう始まっており、納車は2023年12月から2024年3月を予定している。
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