インフィニティ QX モノグラフのコンセプトカーはどこが目新しいのかピンと来ない

インフィニティQX モノグラフのコンセプトは将来のデザイン言語をプレビューするものだと言うが、このSUVはほとんど新しく見えない。

インフィニティは、その老朽化した車種ラインナップや、電気自動車、あるいは電動化されたオプションの完全な欠如など、米国ではあまり多くの注目を集めていない。正直なところ、このQXモノグラフのコンセプトを見る限り、このブランドは将来に対する大きな野心も持っていないようなのである。

先週開催されたモントレー カー ウィークで初公開されたQXモノグラフについて、インフィニティはブランドにとって「大胆な新時代を示すもの」であり、「将来のデザイン言語の魅力的なビジョンを提供するもの」だと述べた。

しかし、これらの主張に同意するのは難しい。このコンセプトは、インフィニティの巨大なQX80の新バージョンを予告していると思われる、並みのスタイリングのフルサイズSUVにすぎないからだ。

このコンセプトは電気自動車ではないし、インテリアも備えていない。しかし、少なくともアニメーションするフロントとリアのLEDライトはクールで、グリルのバックライト付き3Dバッジは新しい。「あかね(茜)」と呼ばれる6層塗装もなかなか気の利いたものだ。

それでも、QXモノグラフのコンセプトに興奮するのは難しい。数年前にデビューしてもおかしくないようなショーカーのような印象で、日産の高級車部門の大胆な未来を語るものでもないのだ。

どのブランドの製品も、競合他社を凌駕するような際立った特徴を持っておらず、アキュラ、キャデラック、リンカーン、ボルボといったライバル自動車メーカーがインフィニティの地盤を固めるのを簡単にしてしまっている。インフィニティにとって残念なことに、QXモノグラフのコンセプトはそれを解決するようなものではない。

【トップギアの初心者自動車メーカーガイド】日産サンダーランド工場

日産フォーミュラEチームのボス:ノイズは音量ではなく質が重要だ

「新型日産Z NISMOには、なぜMTがないのか?」’ミスターGT-R’田村宏志氏に聞いた




=海外の反応=
「ボディキットを装着した2015年型日産パトロールのようだ。金型代金が支払われる前に、今すぐこの怪物をキャンセルし、世界のために役立ててほしい」
「イギリスでインフィニティに乗ったことがあるが(数少ない)、車を売るためのプロモーションがほとんど行われていないことに驚いた。広告もなければ、イベントもない。インフィニティは堅実で信頼できるクルマで、アフターサービスも最高だったが、まるでクルマを売りたくないかのようだった」
「これは後からじわじわくる魅力だね!リアのライトバーの状態を見て」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2023/08/62917/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 064

アーカイブ