「新型日産Z NISMOには、なぜMTがないのか?」’ミスターGT-R’田村宏志氏に聞いた


新型日産Z NISMOには、なぜMTの設定がないのか?トップギアが、ミスターGT-Rの田村宏志氏に聞いた。

月曜日の夕方、ロサンゼルスで行われた新型日産Z NISMOのお披露目会では、2つのことが話題となった。1つ目は、なぜイベントスペースが、信じられないほど暑かったのか?で、さらに重要なのは、なぜ日産はZ NISMOにマニュアルトランスミッションを搭載しなかったのか?ということだ。

最初の疑問については、エアコンの冷却パワーの不足はもちろんのこと、地球の急激な気候変動のせいとでも言おうか。2つ目の疑問については、日産ZとGT-Rのチーフプロダクトスペシャリストであり、日産社内では「ミスターGT-R」と呼ばれている田村宏志さんに聞いてみた。

田村さんは、日産がMTのZニスモのアイデアを検討したことを説明してくれた。けれど、ベースとなるZよりも遅くなってしまうという問題があったのだという。

「正直なところ、2ペダルのベース車のほうが3ペダルのNISMOより速いんです」と田村さんは語った。「ベース、405馬力、でもニスモより速い」

明らかに、スタート時の加速や数百分の1秒遅いラップタイムという要素では、6速とそれをかき回すシフトノブという、ドライビングの真髄に関わるものには太刀打ちできない。そして実際、そこには、田村さんも同意見だった。

「確かに、タイムは重要ではありません」と田村さんは述べた。「でも、ニスモであれば、ベース車両より速くなければいけないんじゃないかって言う人もいましたよ」

いずれにせよ、Zの9速オートマチックトランスミッションはニスモ用に強化されており、田村さんによれば、シフトアップとシフトダウンのスピードが格段に速くなっているという。また、420psのパワーと520Nmのトルクを発揮し、NISMOはベースZより15psと45Nmもパワーアップしている。

日産Zニスモは今年後半に発売され、我々の予想では米国で6万ドル(850万円)前後からとなる。私たちは、より良いホイールとタイヤ、より硬いシャシー部品、そして追加のパワーがマニュアル設定の不在を補うことを祈っている。

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=海外の反応=
「Zニスモのようなクルマになぜマニュアルトランスミッションがないのか。スピード以外の理由がわからない。
ZニスモはGT3RSやGT4RSではないけれど、GT3やGT4にはマニュアルがある。マスタング ダークホースにはマニュアルがあるし、M2、M3、M4にもマニュアルがある。では、"遅い"にもかかわらずマニュアルトランスミッションがあるのなら、なぜZニスモにはないのだろうか?」
↑「まあ、それは特別に最新の規制のセットアップと長期的な所有に関する代替の選択肢の最良の例であり、ほとんどの一般的な人々は論理的にEVに移動することを余儀なくされるだろう。長期所有の場合、ほとんどの人が同じ価格程度だったら、このニスモZと、より良いオファーと十分なパフォーマンスを持つアイオニック Nのどちらを手に入れると思う?」
↑「スープラをお忘れかな?スープラはZのライバルっていう人は多いよね」
「文字通り、標準バージョンより15馬力高いだけ。MTがなくても、これでは実際に買うどころか、ビデオゲームで選ぶほどほどでもない」
「値上げを避けるため説はどう?最近はどんなマニュアルでもすぐに転売されるようになった。だからMT設定しないのかも」
「もしそうなら、これは単なるアイデアだが、ニスモをもう少し良くしてほしい。例えば、5%以上のパワーアップとか?この新型Zは、本当に日産びいきでなければ買いに行けないような代物だ。
トヨタがスープラやGR86でやったように、他の自動車メーカーとコストを折半して、その名にふさわしい新型Zを作るべきだったのかもしれない。少なくとも、エクステリアのスタイリングには少しお金をかけているし、ブルーのインテリアオプションもなかなかいい。しかし、どちらも "スポーツカー"の目玉の要素ではないはずだ」

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「新型日産Z NISMOには、なぜMTがないのか?」’ミスターGT-R’田村宏志氏に聞いた」へのコメント

  1. カツ丼大盛り2023年8月8日 6:10 PM

    街乗りだけなら、405馬力が420馬力になったところで、
    その違いなんてわからない。
    そもそも購入者の大多数がサーキット走行なんてしないし、
    サーキットを走らせたところで、その15馬力差を生かせる
    走りの出来る素人が何人居るんだろう?
    スペックを使いきれるプロレーサーがサーキット用に
    買うのなら納得だけど、素人がMTを諦めてまで高値で
    ニスモ買う意味なんてどこにもないなぁw

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