ベントレーが英国ブランド初の完全オーガニックレザーをオプションで導入し、モントレーカーウィークで新モデルに装着

英国ブランド初の完全オーガニックレザーをオプションで導入。そのオリーブタンレザーを採用したベントレーの新モデルをモントレー・カー・ウィークで発表する。

ベントレーモーターズは、持続可能なラグジュアリーモビリティのリーダーを目指す「ビヨンド100戦略」の一環として、顧客向けに初の完全オーガニックなオリーブタン・レザーをオプションとして導入する。エレガンス、耐久性、比類のない品質を象徴する、時代を超越したラグジュアリーレザーで世界中に知られるベントレーは、持続可能な素材への信頼性を常に向上させており、この新しいオプションは重要な今後へのステップとなる。オリーブタンレザーは、8月18日にカリフォルニアで開催されるモントレー・カー・ウィークで発表されるベントレーの新型モデルに初めて採用される。

このレザーの特徴は、オリーブオイル産業の有機副産物を使用した持続可能なレザーのなめし工程にある。このなめし剤は、オリーブの圧搾工程で抽出される廃水から得られるもので、有害な金属、ミネラル、アルデヒドを含みない。この技術は、従来のなめし工程よりも少ない水で済み、また再生可能な化学物質をより多く含んでおる。出来上がったオーガニックレザーは驚くほど柔らかく、世界で最も人気のある高級車ブランドにふさわしい仕上がりとなる。ベントレーモーターズは、皮革なめし工場Pasubio SpAの業界をリードするオリーブ工場廃水(OMW)技術を採用した初の自動車メーカーだ。

オリーブタンレザーは、ベントレーの持続可能なレザー戦略におけるもう一つのマイルストーンだ。この英国ブランドはすでに、食肉産業の副産物であり、トレーサビリティの高いレザーハイドを使用している。世界の皮革生産では、年間推定2億7,000万枚の皮革がリサイクルされている。そして、皮革の製造は、現在では食肉産業の副産物を美しく持続可能な素材にリサイクルするための、安全で法令に準拠し、厳しく規制された手段とみなされている。

オリーブタンレザーは、8月18日にカリフォルニアで開催されるモントレー・カー・ウィークに出展されるベントレーの新型モデルに初めて採用される。そしてベントレーは、持続可能なオリーブ工場廃水(OMW)技術由来のレザーを製品ラインナップ全体のオプションとして提供することを計画している。

ベントレーは、2021年にレザー・ワーキング・グループ(LWG)のメンバーとなった最初の自動車メーカーだ。この業界団体は、持続可能な皮革製造のベンチマークを設定し、持続可能なモビリティのリーダーシップを目標とするベントレーの画期的なビヨンド100戦略に沿ったものだ。

ベントレーモーターズのレザー担当のテクニカルエキスパートであるマーク・スタン氏は次のように述べている。「レザーは当社のカーインテリアに欠かせない要素であり、ベントレーの特徴的な仕上げを生み出すための重要な要素です。また、耐久性にも優れており、製造されたベントレー車の84パーセントが現在も英国の道路を走っていることから、特に重要な要素となっています」

「ベントレーでは1台につき8~12種類の皮革を使用しており、そのすべてがEU圏内で調達されています。また、ベントレーは森林伐採に関連する皮革の使用を避けており、これは環境に優しいプロセスを奨励するサプライチェーン内の取り組みを反映したものです。私たちは引き続き、より持続可能な皮革の調達に取り組むとともに、皮革のサプライチェーンを改善するためのその他の活動にも取り組んでいきます」

完全オーガニックレザーも気になるけれど、「新モデル」ってのも注目だ。

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