2.7億円のベントレー バカラルと過ごすめちゃめちゃブリティッシュな週末

エリザベス女王が亡くなってから1年が経つ。2.7億円のベントレー バカラルとブリティッシュな週末を過ごすことにした。

その車は数週間前に予約されていた。ベントレーからのメールには、「バカラル エンジニアリング プロトタイプを数日間お貸ししましょうか」と書かれていたのだ。12台製造されるうちの0号車で、1台150万ポンド(2.7億円)+税。「そうですね、もちろんお願いします」と答えた。そしてエリザベス女王が亡くなってから1年が経つ。そこで女王陛下に敬意を表して、私は最も英国的なクルマで最も英国的な週末を過ごすことにした。これがその結果となる。

ナショナル トラストの施設を訪問

なんだか、うまくやれそうな気がしてきた。ケイパビリティブラウンの景観の向こうに見えるのがハイクレア城である。「ダウントン・アビー」に出てくるので、よく知っている人もいるかも。ヨークシャーではなくバークシャーにあり、正真正銘の王室とのつながりがある場所だ。第7代カーナーヴォン伯爵は、女王の競走馬の調教師だった。女王はたびたびここに訪れていたのだ。女王がここを訪れたり、近くのニューベリー競馬場を訪れたりすることは、いつもニュースになっていたっけ。週末の土曜日を始めるのに、これ以上の場所はない。

ナショナル トラストの施設に近づいてみよう

けど、この写真が近づくことができる限界。入り口までがやっとだったんだ。私は平たい帽子をかぶって紛れ込み、手を振ってもらえることを願った。しかし、ゲートにいた厳しい目をしたベテランは一瞬たりとも騙されなかった。服装を間違えたようだ。「この城では週末にマジック・オブ・ザ・ムービーズを開催しているんです」と知らされた。「中に入りたい場合は、95ポンド(17,000円)必要です」た、高い…。ということで、バスから降りてカシュカイを出て、露に濡れた芝生を足早に進む行列の皆さんを見送ることにした。退散すると、外にビンテージカーの列が見えた。私は、バリ最新なベントレーで来てしまった。もし私がブロワーで到着していたら、どんな歓迎を受けただろう。

ルートマスターバス

村祭りを探しに出かけることにした。田舎道をゆったりと流す。曇り空だが、明るくて暖かく、特に急いでいるわけでもない。でももちろん、大胆な赤いルートマスターバスに捕まった。正式名称は「RM型バス」または「ロンドン・トランスポート・ルートマスター」という。1954年から1968年にかけて製造されたこのバスは、二階建てで赤い外装と開放式のリアエントランスが特徴的で、イギリス人はみんな、懐かしい感じ。まあ…30kmだけどね。これは今でもイギリス諸島を縦横に道路を走っており、王政そのものと同じくらいイギリスらしさの強いシンボルだ。前を走っていたのは結婚式用のバスで、花嫁より先に教会に着こうと、競争だと言わんばかりの速度でゲストを運んでいる。

ベル インで紅茶休憩

オルドワースのベル インでコーヒータイム。インというのは、イギリスで、宿泊施設とレストランが併設された施設のこと。コーヒーのような未来的な飲み物はないようだ。それなら紅茶。紅茶の方が、ブリティッシュライフスタイルには、ふさわしいし。ベルは茅葺きではないが、英国のカントリーパブの典型である。グレード1から3のうち、グレード2に指定されているのは外観だけでなく、内装も同様だ。古くて、歴史的、分m家的な価値があるということである。女王が即位して70年、ベントレーは100年以上だが、ベル インは18世紀からここにある。さらに、ベルは18世紀から同じファミリーが経営しているのだ。アメリカより古い家族経営のパブというわけである。

ローストディナーの買い出し

頼むから今、その美味しそうなローストディナーを僕に見せるのはやめてくれ!それに、フルローストが食べられるのは日曜日の午後3時だけ、って昔から決まっているし。しかし、妻からのメールで、食材が必要なことを思い出した。そんなとき、ファームショップほどふさわしいものはない。ニンジン、ネギ、ジャガイモ、そしてわずか10km先で飼育されている子羊のモモ肉を持って出てきた。

村祭りの看板
あれだ、村祭りの看板だ。でも、これは何?グリーンフェスト?きっと誰かが勘違いしているに違いない。細長かったり、ハート型だったりのコミカルな野菜やケーキ、マーマレードサンドイッチの審査(女王は常にマーマレードサンドイッチを持ち歩いていたことをお忘れなく)を期待していたんだけど。

イベントの駐車場

ハムステッド ノリーズ グリーンフェストという人気のイベントだ。最初、テスラの隣、日産 リーフの後ろに駐車した。だが、EVが近くにいると、このベントレーで来たことが正しかったのかどうか、疑問がつきまとう。バカラルにはハイブリッドはなく、6.0リッターのツインターボW12を搭載し、強大なパワーとさらに強大なトルクを発揮するという、小さな問題だけどね。なんで、駐車の場所を変更する。さて、中に進むと、普通の村祭りよりずっと前向きで、いいイベントだ。村のあちこちに横断幕は掲げられているが、リサイクルや暖房、太陽光発電についてのアドバイス、電気自転車や電気自動車の展示、野生動物保護団体、環境についての講演などが行われている。

フィッシュ アンド チップス

…フィッシュ アンド チップス。素晴らしい写真が撮れた。写真を撮るためにわざわざ海岸までドライブする必要がなくなったし。だってそうなれば、バカラルの二酸化炭素排出量について考え始めて、かなり気分が悪くなるだろう。

パブに再度トライ

イベント会場を出て走っていると、パブがあったので、再度行ってみる。茅葺きか。いい感じ。

クリケットの試合

大きなニュースに遭遇。村のクリケットの試合。今週末、チーブリー(Chieveley)がチャドルワース(Chaddleworth)でアウェイの試合をするそうだ。僕は行けないんだけど、そういえば、息子のバレーボール大会が、クラウン グリーン ボウルズクラブの隣にあるレジャーセンターで行われる。ご存じない方のために説明すると、ボウルズとは氷のないカーリングのようなもの。約500年前、フランシス ドレイクによって有名になったゲームなんだ。彼は、スペイン艦隊が英仏海峡に出没したと報じられたとき、プリマス ホーでプレーしいた。女王陛下の領域を守るために海に出る前に、彼はゲームを終えた。その時は、エリザベス2世ではなくエリザベス1世だった。

カーカフェで一休み

ニューベリーにカーカフェがある。人気のたまり場なので、バカラルを持ち込んで、みなさんの反応を見たくなったのだ。実際には、コンチネンタルGTのコンバーチブルを、かなり豪華にドレスアップしたクルマなんだけどね。みんな、そんな風には見ていなくて、「スゴいね!」「他のどのベントレーよりもスポーツ性能が高そう」と言われた。ペイント、ホイール、そしてリアビューが最も称賛されているけれど、全体的にはベントレーにより興味深くてダイナミックなイメージを与えているようだ。わずか12台の限定車なのに、評判は上々。

ピクニックバスケット

バカラルにはトランクがある。実際にはかなり大きいが、入り口は窮屈。ほとんどの人はリアデッキのフラップをポップアップスポイラーだと思っている。いや、あれはピクニックバスケットの入らないスペースなのだ。しかし、後部座席がないとはいえ、前部はチルトできるし、便利なデッキがある。ピクニックバスケットがすっぽり収まる。

カントリーピクニック

イギリスの一日を締めくくるのに、森の中でのピクニックは欠かせない。雨は先ほどまで小雨がぱらついた程度で、バカラのファブリックトリムを守るためにダッシュする必要はなかった。あっ、そういえば…

インテリアの写真

…撮影するのを忘れてたけど、これがインテリアだ。バカラルは窓を上げるとちょっとおかしく見える(ガラスがリアハンプと合っていない)。上に戻ると、私が言いたいことがわかる画像があるけど。それを除けば、気流はかなりうまく管理されているので、スピードが上がってもそれほど乱流にはならないし、快適性は、シートヒーターや首の保温(シートの通気孔がそれを解決)など、コンチネンタルGTでおなじみの機能によって助けられている。Naimオーディオはすべてを解決してくれる。

英国らしさの象徴

全開のバカラル。世界中で親しまれている英国らしさの象徴。しかし、バカラルはその伝統的な美学と、より現代的な側面を兼ね備えている。王政の変化も同じと言えるかもしれない。同じような意味で、ステートリムジンがどうなるかは興味深い。チャールズ3世はそれを使うのだろうか?代わりのリムジンを購入するのだろうか?電動であれば、の話だけどね。

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