トヨタ RAV4 PHV 2台を使って給電し「スペース サッカー」を楽しむ


トヨタは、 給電車で社会を変える「電気が動くとできること」プロジェクトを始動し、 第一弾として、世界ゆるスポーツ協会と、クルマの給電機能を活用した新スポーツ『SPACE SOCCAR(スペース サッカー)』を共同開発し、 10月10日スポーツの日より提供を開始した。

トヨタは、 クルマから電気を取り出せる給電車によって、 もっと暮らしの可能性を広げたいという思いから、さまざまな課題と向き合う方々と共に取り組む「#電気が動くとできること」プロジェクトを始動させた。なお、トヨタの給電車普及台数は、日本国内で87万5,000台(2022年8月現在)である。

SPACE SOCCAR(以下、 スペースサッカー)は、 宇宙船に見立てたクルマからの電気をエネルギーとして、 椅子に座ってボールを蹴り、 惑星に見立てた相手ゴールを狙う。宇宙での活動は精密さと冷静さが求められるので、 熱中し過ぎには注意。あまり動きすぎると給電チューブが外れ、 EVAが継続できなくなる。また、 ボールを強く蹴りすぎるとクラッシュの反則になり、 減点されてしまう。3人のクルーと協力をし、 安全かつ正確にEVAを成功させよう。体力差も、 年齢差も、 電気のチカラで少なくでき、 世代間交流を楽しく実現する新しいスポーツだ。クルマを活用した新競技であることから、 サッカー【SOCCER】の名前にCARの字があてられている。

使用電力は、合計2158w(1台で1500W給電できるRAV4 PHV 2台を使って給電)だった。開発の背景としては、コロナ禍のこの2年間で、 高齢者の体力・運動能力は3%落ちていること。それまで毎年ゆるやかに上昇していた高齢者の体力・運動能力だった。長期間にわたる移動や外出の自粛などにより活動の機会が失われ、高齢者の身体機能が全国的に急低下している可能性がある。また、 運動時間が減った人ほど、 趣味や娯楽への参加も減っていると言われる。社会との交流を一度失った高齢者にとって、 新たな活動を自力で取り戻すのは、 若い世代より難しいかもしれない。高齢者が疎外されず、 誰もが楽しく心と身体を動かせる、 そんな場づくりが期待されている。こうした背景から、 心と身体の運動不足を改善するスポーツ「スペース サッカー」が開発された。給電による新しい生活様式の提案に、今後も期待したい。
https://toyota.jp/kyuden/dekirukoto/sports/

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