佐藤琢磨が「まるで夏タイヤ」と絶賛! ブリヂストンの新型スタッドレス「BLIZZAK WZ1」が冬道を変える

ブリヂストンが新型スタッドレスタイヤ「BLIZZAK WZ1」を発表。レーシングドライバーの佐藤琢磨氏が「本当に安心できるタイヤ」「走りが楽しい」「まるで夏タイヤ」と絶賛するWZ1は、独自の「ENLITEN」技術と新開発の発泡ゴムにより、氷上・雪上性能を飛躍的に向上させながら、ドライ・ウェット路面での快適性も高次元で両立している。冬道の常識を変える次世代タイヤが、この秋から順次発売される。

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ブリヂストンは、スタッドレスタイヤの新商品「BLIZZAK WZ1(ブリザック ダブルゼットワン)」の発表会を開催した。同社のビジョンである「2050年にサステナブルなソリューションカンパニー」の実現に向け、新たなプレミアムタイヤとして位置づけられるWZ1は、ブリザック史上最高峰の性能を誇ると発表された。特に、レーシングドライバーの佐藤琢磨氏がその性能を「まるで夏タイヤ」とまで評したことは、大きな注目を集めている。

ブリヂストンは「タイヤは命を乗せている」という大原則のもと、日本の冬道における安心・安全を徹底的に追求し、全ての人々の命を守ることをブリザックの使命としている。1988年の誕生以来35年以上にわたり、ブリザックはその性能を絶え間なく進化させてきた。その結果、北海道や北東北の主要都市では2台に1台がブリザックを装着し、24年間装着率ナンバーワンという実績を維持している。

ブリザックの核となる技術は「発泡ゴム」にあり、その進化の鍵は「除水」にある。発泡させたゴムに含まれる無数の気泡が、凍結路面の水膜を効果的に除去することで、高いグリップ力を生み出す。これまでの進化では、気泡の大きさ、体積、親水性を向上させ、毛細管現象を利用して吸水力を高めてきた。発泡ゴムの進化に合わせ、専用のトレッドパターンも35年以上にわたり進化を続け、独自のブロックやサイプによる引っ掻く力と、溝の配置や形状による除水技術が、ブリザックの性能向上を支えてきたのである。

新商品WZ1は、ブリヂストン独自の「商品設計基盤技術ENLITEN(エンライトン)」をブリザックとして初めて搭載した。ENLITENは、「薄く、軽く、タイヤに求められる基本性能を徹底的に磨き上げ、全方位で性能を向上させる」ことをコンセプトに、顧客の要望に応えるブリヂストンのものづくりへの思いが結集された技術である。この技術の搭載により、WZ1は圧倒的なアイスコントロール性能、あらゆる路面での高いパフォーマンス、そしてサステナビリティへの貢献を実現し、ブリザックの性能を新たなステージへと引き上げた。

BLIZZAK WZ1は、その進化の核となる以下の3つの特徴で冬道の安心・安全を支える。

1.アイスコントロール性能
WZ1は、凍結路面でのブレーキ性能だけでなく、ハンドリング操作の重要性に着目した。ツルツルに磨かれた交差点や下り坂のコーナリングなど、滑りやすい凍結路面において、ドライバーの意図通りに止まり、曲がる性能を重視している。ただ止まるだけでなく、粘りのあるグリップで安心感のある車両挙動を実現し、万が一車両が横滑りした際もグリップの復活が速く、安定感のある走りを提供する。旧モデルのVRX3と比較して、氷上ブレーキ性能を11%短縮する大幅な向上を達成した。

2.サステナビリティ(性能持続性)
近年、スタッドレスタイヤの長期使用化が進んでおり、非降雪地帯では約6割、降雪地帯でも半数以上が4シーズン以上使用しているという実態がある。WZ1は、氷雪性能が長持ちすることで、安心・安全をより長く持続させ、顧客のニーズとサステナブルな社会への貢献を両立させる。約4年後でも旧商品VRX3の新品以上の氷上ブレーキ性能を維持できるとされている。

3.あらゆる路面への対応
日本の冬道は地域、場所、天候、気温により多様に変化し、一日の中でも凍結路から融雪、ウェット路面へと変化する。降雪のない日にはドライ路面を走行する機会も増加する。WZ1は、氷雪路面への対応だけでなく、ドライ路面やウェット路面に対しても性能の妥協を許さない。高い次元で氷雪性能とドライ・ウェット性能を両立させ、あらゆる路面で安心・安全、そして快適性を提供する。特にドライ路面での静粛性や乗り心地は、同社の夏タイヤと同等以上のレベルに達しているという。

WZ1の性能向上は、以下の具体的な技術進化によって実現された。

1.トレッドパターンの進化:
新開発の「L-Gタンク型」パターンにより、タイヤ表面の水を溝へ素早く流す「水を導く技術」がさらに進化した。さらに、新たな着眼点として、タイヤ表面の水をパターンで吸い上げる「貯水機能」を導入した。これにより、パターンによる除水効果が向上し、接地面積を最大化してグリップ力を高めている。

2.発泡ゴムの進化:
ブリザックの35年以上の歴史を塗り替える、新時代の革新的な技術が導入された。
新しい「親水性向上ポリマー」は、水に触れた瞬間に水分子と反応し、粘りのあるグリップ力を生み出す。これにより、滑りの原因となる水をグリップ力に変換するという画期的な技術を実現した。旧商品で開発された「ロングステーブルポリマー」をさらに進化させ、時間が経っても発泡ゴムの柔らかさを保ち、氷上性能をより長持ちさせることを可能にした。これらの材料技術は、モータースポーツで培われた分子レベルでの配合設計技術を応用して実現されている。

3.構造・形状の進化:
新構造・新形状により「薄く、軽く、丸く」を実現した。これにより、より均一なタイヤボディと接地圧が生まれ、あらゆる路面や状況においてしなやかなタイヤ変形と、思い通りのグリップ力を発揮する。

発表会では、レーシングドライバーの佐藤琢磨氏、日本スキー連盟会長の原田雅彦氏、タレントの藤本美貴氏らがWZ1を体験し、その性能を高く評価した。

佐藤琢磨氏は、WZ1の第一印象を「本当に安心できるタイヤだなと思いました」と語り、さらに「走りが楽しいです」と、単なる安全性能に留まらない魅力を強調した。氷上性能については、「穏やかな滑り出し」が安心感に繋がり、「これまでのモデルよりも1段上に上がった」と進化を実感。雪上性能では、「雪道を走ってるのかなって、本当に普通のドライ(路面を)走ってるような錯覚に陥るぐらい」と、まるで雪がない路面を走っているかのようなグリップ感に驚きを示した。

ドライ路面での性能について、佐藤氏は「一番驚きだったのはこのドライパフォーマンスで、まず静粛性が良かった」と述べ、ブリヂストンの夏タイヤ「REGNO」と同等域の静粛性とハンドルの応答性を保ちながら、「本当にスタッドレスをつけてるんだっていうのを忘れてしまうぐらい」自然な運転感覚に感銘を受けたという。ウェット性能でも「アクアプレーニング現象もほとんど起きずに本当にあのサマータイヤと比べたんですけど、全く違いが分からないぐらいパフォーマンスが高かった」と、スタッドレスタイヤが苦手とするウェット路面での高い排水性・グリップ力にも太鼓判を押した。総じて、「レーシングドライバーの視点から見ても本当に素晴らしいタイヤができたんだなと。さすがブリヂストンだなと思いました」と、プロフェッショナルとしての確かな評価を下した。

原田雅彦氏は「思うように止まる、思うように曲がる」タイヤだとWZ1の性能を実感し、藤本美貴氏は「タイヤは命を乗せている」というブリヂストンの理念に共感し、自身の運転経験からタイヤの性能による安心・安全の重要性を強調した。

ブリヂストンの開発担当者である佐々木氏は、WZ1が「とにかく扱いやすい」タイヤであり、路面状況が変化しやすい一般道でもマイルドで粘るような感覚で安心して運転できると述べた。

「BLIZZAK WZ1」は、2025年9月1日より順次発売される。セダン、ミニバン、SUVなど、様々な車両に対応できるよう全119サイズが用意され、日本の冬道の多様なニーズに応える。この新商品WZ1は、「タイヤは命を乗せている」というブリヂストンの大原則のもと、最先端技術と長年の経験を結集し、冬道の安心・安全を新たな次元へと引き上げることを目指している。
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