イギリスでも新型レンジローバー PHEVが発売開始で、ポールスター 1に次ぐEV航続距離が話題

日本でも発売開始された新型レンジローバー。イギリスでも、2種類のプラグインハイブリッド車と超高級なSVラインが加わり、103,485ポンド(1,610万円)からと価格も上がり、注文が可能になった。

PHEVはP440eとP510eで構成され、どちらも143psの電気モーターを使用しているが、エンジンに関しては異なっている。前者は3.0リッターターボ6気筒ガソリンで合計440ps、後者はピーク510ps、トルク700Nmにアップグレードされている。

ランドローバーによると、レンジローバーは航続距離と排出ガスに関しても期待を上回っており、どちらのプラグインバージョンもフル充電で70マイル(113km)を達成するという、予測を上回ったものになった。

同様に、CO2排出量についても、公式テストで30g/kmという目標が18g/kmに引き下げられている。0-100km/hを5.6秒で走るクルマとしては、悪くない。

TGのEV計算機が正常に作動するならば、レンジローバーはこれまでに販売されたPHEVの中で、ポールスター 1に次いで2番目に長い電気走行距離を提供することになっている。

これは38kWhのバッテリー(ミニ・エレクトリック1台分より多い)によるもので、ランドローバーは50kWの急速DC充電を提供せざるを得ないと考えているほど大きなものだ。これは日常的に見られるものじゃない。プラグインハイブリッド車では、とにかく見たことがないほどのものである。

「新型レンジローバーは、世界で最も魅力的で、エレガントで、高性能なラグジュアリーSUVです」と、JLRの車両プログラム担当エグゼクティブ・ディレクター、ニック コリンズは述べている。「我々の効率的な新しいプラグインハイブリッドパワートレインは、性能、洗練性、効率の絶妙なバランスで運転体験を高め、オーナーは最大70マイルのゼロエミッションの旅をささやくように静かにこなすことができるのです」

レンジローバーの残りのラインナップは、マイルドハイブリッドのガソリン車とディーゼル車、そしてV8オプションで構成されている。同社は2030年までに、販売するすべての車種に完全な電気自動車を提供する予定だ。最初のモデルであるレンジローバーEVは2024年に発売される。

英国では、SE、HSE、オートバイオグラフィーのトリムが用意され、生産初年度にはファーストエディションモデルも登場する。4人乗り、5人乗り、7人乗りのレイアウトが、スタンダード・ホイールベースとロング・ホイールベースのボディに用意されている。

そして、今年初めにお伝えしたように、160万通りもの仕様の組み合わせを誇る、高度にパーソナライズされたSVシリーズも登場。その数、なんと160万通り以上。価格は146,200ポンド(2,270万円)から173,200ポンド(2,890万円)までとなる。

=海外の反応=
「イギリスの農家のために1台」
↑「そうだ。イギリスの羊は、それ以外の方法で旅をすることはないだろう」
「これこそ、完璧なPHEVの航続距離だと思うんだ。ほとんどの旅が電気だけで完結できるほど長く、バックアップとしてICEがあるという安心感もある(直6だと、かなりの安心感になるけどね!)」
↑「141bhpのモーターで2,500kgを超える重量を普通の交通機関のようなペースで運べると良いな…。ICEを始動させずに70マイル(113km)を走らせるなんて、現実には無理だろう」
↑「正解! ホームページには2,770kgと書いてある。でも、この数字にはバッテリーが含まれていないんだろう(ほとんど計算から外されているようす)。そして、ドライバーの体重が5kg以下であることが前提となっている。そして、タンクにはガソリンがない。ウォッシャーボトルに水も入っていない」
↑「しかし、通勤と帰宅、途中のスーパーへの買い物に使うには十分すぎるほど。正直なところ、私が買うのはこのRRだ」
「電気航続距離の長さがすごい。JLRはよくやった、私はあまり褒める方じゃないけど」
「子供たちをなんとか学校に行かせなければならないから、良さそう」
「1キロあたり37.36ポンド(5,800円)で、CO2排出量は18g/kmと、18ヶ月間スナネズミを飼うより地球に優しい。英国のすべての人が自転車を手放し、代わりにこれを持つことを政府の政策にすべきだ。そうすれば、来週末にはカーボンニュートラルになれるだろう。テクノロジーってすばらしい」

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