【トップギア試乗】テスラ モデル Y:使える電動クロスオーバー

内装

中はどうなってんの?
モデル 3の中を見たことあるなら、どんな感じか想像つくはず。全部が15インチスクリーンに収まってる。

ドライバーの目の前に走行速度や航続距離が見られる計器類はなく、中央にはギアセレクターがなくて、ステアリングホイールの後ろにある。ステアリングホイールに付いた2つのクリックホイールだけだ。補足:今回のステアリングホイールは丸かったよ。モデル S プラッドのやつは変な横長のヨーク型だったけど。

そんなに技術的に優れているの?
これはすべてのテスラ車に言えることなんだけど、いつだって僕らは目で見て手で触れられるスイッチギアの方が好みだ。あれだと道路から視線を外すことなく操作できるからね。運転中は道路から視線を外しちゃダメだ。だって、あらゆる状況下でも安全に運転できるわけじゃないんだから、テスラ車も含めて。でも、どうしてもタッチスクリーンを使わないといけない!ってなったら、テスラのはトップクラスだけどね。動作は速いし、動きにキレがあって、メニューも良くできてる。

使い勝手はどう?
モデル Yが発表されたときには「7シーターのも出る」って確かに言ってたはずなのにさ、いつの間にかテスラ本部からの公式発表が「他のシートオプションについてのスケジュールは決まっていない」に変わってるんですけど!

5シーターだが、思いっきり弧を描いてるルーフラインからは想像もつかないんだけど、後部に大人が座れる空間は十分で、それどころかガラス張りのルーフが開放的さえ演出してる。テスラ曰く、色調がうまいことUV光線を阻害するんだとか。

車内にはUSBポートが4つ、収納空間は十分で、リアのトランクに加え、テスラおなじみの「フランク」がノーズ部分にある。テールゲートがデカいんで、荷物の積み込みはモデル 3の下位モデルと比べて超スムーズ。それに、トランクフロアの下にある「隠しスペース」が広いこと。マジこれって、大人5人×5人分の荷物が積めるくらい広い車だよ。全収納スペースの容量は推定854リットルってとこで、それプラス、フランクの117リットルもあるし、さらにリアシートをたたむと2,158+リットルが追加されるんだ。フォルクスワーゲン ID.4を凌ぐ、クラス最高の広さだ。それに、モデル Yは、最大750kgまで牽引できるらしい。

でも、室内には、細かい部分でミスがある。5つの座席全てにシートヒーターは付いてるんだけど、後ろにはヒーターの管理パネルがないんだよ。だから、いちいち前の人に頼んでタッチスクリーンを操作してもらわないといけない。クライメートコントロールの管理も、前列のスクリーンにしかないんだな。それに、必死で駐車してる最中に、ミラーを調整するために、画面で右往左往するのは煩わしい。

斜面になってるリアウィンドウから見える景色には圧倒されるよ、バックワイパーがないからね。流れるようなボンネットはあまりに滑らかで、途中からフロントガラスになってたのに気づかないくらい。フランクは硬いプラスチックですごく頑丈につくられてるから、日産 リーフの航続距離ばりに長く走れるだろうな。

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