日本車もたくさん、ドリフト!爆破!宙返り!をこなしてきた映画『ワイルド・スピード』の歴代車


クルマ好きに絶大な人気のある映画『ワイルド・スピード』。こちらの歴代登場車を見ていこう。止まってるクルマなんか撮影することはほとんどなくて、ドリフト、爆破、宙返りなど、撮影チームの苦労がしのばれるシーンで満載だ。日本車もじゃんじゃか登場してるのが嬉しい。

ワイルド・スピード(2001年)

ヘクターのホンダ シビックは、ボールベアリングターボとチタン製バルブスプリングを装着しているのが特徴。知っている人は知っているけどね。

ワイルド・スピード(2001年)

スカイライン、RX-7、インテグラ Type-R、そしてもちろん、あのオレンジ色の怒りの球、4代目トヨタ スープラと、オリジナルキャストが砂漠に集結。フツーにMTをシフトアップ/ダウンする、グラニーシフトは禁止だよ。

ワイルド・スピード(2001年)

最初のフィルムはすぐにカルトヒットとなり、特に古いクルマと新しいクルマ(2001年当時は4代目スープラが好調だった)を戦わせたから。ここでは、ドムのチャージャーがブライアンのスープラにドラッグレースで挑んでいる。なぜ?という疑問は不要だが、スープラのインジケーターランプが点滅するランダムショットは、ジャンプの後にお楽しみあれ。

ワイルド・スピード(2001年)

後の映画では「迷ったら飛行機からクルマを放り出す」という方法論が採用されたが、この地味なオリジナルは雑誌記事のルーツに忠実だった。人気のあるクルマが、誇りをもって寸分の狂いもなく改造されている。ドムのRX-7の後ろにエクリプスが並んでいる。シンプルな時代。

ワイルド・スピードX2(2003年)

続編の懐が空っぽでないことは確かだ 。車に関しても、スープラだけでなく、ホンダのS2000やR34スカイラインなど、珠玉の名車も登場。睨み合い運転については、あまり語らないほうが良さげ。

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年)

面白い事実:クリストファー ノーランはこのTOKYO DRIFTが好きだそう。じつは、私たちもそうなんだよ、クリス。この過小評価された珠玉のファーストムービーには、ちゃんとしたガソリンヘッドの良さが詰まっているのだ。ドリフトとか。ハンのRX-7はこの映画で見られる。

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年)

…いや、さすがDKの350Zは違うね。

ワイルド・スピード MAX(2009年)

何か「FBIで働きながら麻薬王を倒す」とか…。ほら、誰もツナサンドのためにここに来たわけじゃない、みんなスタントのために来たんだ。トラックに乗ったレティがドムのビュイックに飛び乗るところ。

ワイルド・スピード MAX(2009年)

でも、2007年のインプレッサWRX STIは、とても評判が悪かったので、少なくともほかの何かがあるはず。

ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年)

プロットはますます奇抜になっていったが、スタントも同様である。ここでは、より平凡なスタントのひとつ、チャレンジャーのペアをご紹介。

ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年)

この作品は、数百万ドルの収益を上げている映画フランチャイズの第6弾。素晴らしい。特にこの69年型ダッジ チャージャー デイトナのような逸品は、NASCARの記録を打ち砕くために作られたクルマだ。

ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年)

うん、この方がしっくりくる。これがショウの「フリップカー」だ。

ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年)

まったくもって、ありえない話だろう?何でフォード MkI エスコート RS1600の原型がいくつも存在するんだ?戦車から飛び降りた男が、スピード違反?そりゃ、フツーか。

ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年)

スーパーカーが勢揃い。ダッジ チャージャーを先頭に、MP4-12C、バイパー、458、ヴェイロンが並ぶ。

ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年)

50年代のシボレー フリートラインとフォード ビクトリアで表現されるように、このフランチャイズは常にアメ車に好意的であった。

ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年)

また、物理の法則を自在に操り、スペクタクルを演出することも得意としてきた。「リップソー」、「ラリーファイター」、チャージャー、WRX STI、RAMなど、ここに展示されているクルマを紹介することもできるけど、写真だけ見たら「氷の中から立ち上がるゴジラか」と思うのが普通だろう。いや、そんなことはないんだけどね。

ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2021年)

世界中の人々を映画館に呼び戻したこの映画(007もだけど!)は、フランチャイズの9作目にして最後となる作品であった。その華やかなりし頃、我々はしばしばこのフランチャイズの方向性に疑問を抱いたものだ。「はて、次は何をするのだろう、車を宇宙空間にでも飛ばすってのか!」と。

まあね。そう思われても仕方ない。まったくそのとおり。

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