トップギアの編集部の中に、『ワイルド・スピード』シリーズでは、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』がダントツでいい!と主張する、オリー氏がいる。みなさんご存知のとおり、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』は日本を舞台にしたという、ワイルド・スピードの中では異色の作品でもある。カーチェイスなど、アメリカで撮影したシーンも多いため、多少むりやりな東京のシーンも見ていて楽しい。今回は、その熱い思いを存分に語っていただこう。みなさんは、シリーズいくつが好き?
映画『ワイルド・スピード』シリーズ、略してワイスピ。これまでに何本の映画が公開されたと思う?わかんねー。だよね?思ってるより多いよ。そう、8本だ、8本!『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』として知られている 頭がツルッツルなヤツが主人公のスピンオフ映画を除いてもね。
『ワイルド・スピード』シリーズは世界で60億ドル(6,400億円)を稼いだという。これは史上9番目に興行収入の高い映画のシリーズであり、『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『ミッション・インポッシブル』、『トワイライト』よりも大きなものだ。まさに、ワイスピ現象を起こしたものなのである。
それなのに…。人生に皮肉なことは常に起こるものだが、全作品の中で最も興行収入が少なかったのは そう、ストリートレース映画の王様、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』なんだよ。
きっと、キミも同意するんだろう?しかし、もしあなたが真実を知らない人に出くわしたら、ここでは水も漏らさぬ用な完璧な議論ができる。
まず、最初の3作に絞る。だって4作目の後このシリーズは、それまでの地味なストリートレースに焦点を当てたものから、大規模すぎてあり得ない強盗集団みたいなものに切り替わったから。そこからは、笑気ガスでも飲み込んだかのように、文字通りの馬力、賢明な言葉、パンチで世界を救うことに変態を遂げていってしまった。映画館のドアの入り口で脳みそを切り離して一旦置いてきてしまえば、きっと楽しめるはずである。しかし、この映画の作り手は、もうクルマの話をしているわけじゃなくなっちゃってる。
ということで、オリジナルの『ワイルド・スピード』、怪しげなプライベートナンバープレートから名前を取った続編『ワイルド・スピードX2』、そして2006年の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』を残すことにした。次に、ヤバいクルマが登場していたせいで、第2弾は減点だ。それは、紫の三菱エクリプス スパイダー。
じゃあ、オリジナルと3作目だ。新聞では「ハイスピード、ハイスリル、ハイオクを滝のように使う、ナンバー1!1!」と評されていた。
やっぱり『ワイルド・スピード』は最高だな。ブライアン オコナーのセリフ一つ一つがかっこよかった。ああ、思い出が蘇る。
ブレーキキャリパーのないVWジェッタや、ダッジ・チャージャーがホイールスピンしながらウィリーをしてしまった…などなど。もちろん、タイヤから煙をモクモクさせながら。クルマオタク向けの映画なのに…。おっと、長くなりそうだ。
でも『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』こそ、頂点だ。なぜかって?一番の魅力は、その連続するドライビングテクニック。ドラッグレースというよりも、バレエチックなドリフトをベースにしてるから 「シフトアップしてペダルを踏み込む 」という、無意味な動作が少なくて済むんだよ。何度も起こるドリフト技の中には、目を見張るようなものがある。それから、直列6気筒、V6、ロータリーエンジン、ターボ…と、ほかのどんな『ワイルド・スピード』映画よりも、刺激的なノイズが飛び交っている。
確かに、CGIを多用したマスタング対350Zのフィナーレは、まるでプレイステーションの『ニード・フォー・スピード』からのカットシーンのようだ。象徴的なヴェイルサイドチューニングのRX-7とRB26DETTエンジンを搭載したマスタングは、撮影時に他のヒーローカーが撮影を続けるために後退しなければならなかったほど遅かったのは事実である。また、ルーカス「ヤング・ラーチ」ブラックが高校生だったことを信じる人がいると思うのは、ヒップホップMCのバウ・ワウがVWトゥーランに乗って日本のアンダーグラウンドレースシーンを見ているシーンをチョイスしたのと同じくらいの信憑性だろうしかも、彼、一本眉でね。
でもそれが何か?実際、みんなもレースシーンや逃走、スタントのために映画を見ているだろう?そして、『ワイルド・スピード』の東京編のドリフト、スキッド、スライドほど、本格的で、撮影が上手くて、繰り返し見たくなるようなものはない。僕は間違ってないよ!そうだろう?
=海外の反応=
「ワイスピの映画は本当に嫌いで、醜悪だが、東京ドリフトはちょっとだけ楽しめた。RX7も、悪役の350Zも、最高」
「偶然にも先週の土曜日、私は妻に「1作目がベストだ!」と言った。明らかなCGIもなく、大げさなシーンもなく、車好きが車を使って物を盗むという、比較的シンプルな映画だ。この記事で欠点が指摘されても、私の考えは変わんないな」
「東京ドリフトは、プロデューサーがクルマ好きで、クルマオタクだったから、素晴らしいクルマ映画になったという感じだね。1作目は、ドラッグレースと廃車からの改造という意味で面白かった。2作目は、1作目をアレンジしたもので、相変わらずカッコイイ車が登場する(エクリプスを除く)。
最もクールな車(ドムのデイトナ、ブライアン・エスコート、レニー・ジェンセン)、ロンドンの街での素晴らしいレース、そして誰もが望む爆発があった。ただ、高速道路での戦車戦だけは、あまり意味がなかったけど。ところで、「ワイルド・スピード」のベストカーは、第5作のブライアンのハコスカだな」
「JDMが大好きな自分としては、この映画がサイコーってのは、全く同意」
「絶対に心変わりしない。トーキョードリフトには、走りと文化の純粋さがあった。本物の車、本物の音、プロのドリフトスタントドライバー、そして「ドリフトキング」こと土屋圭市氏のカメオ出演。また、アメリカで流行る前の350ZのD-Bagを初めて完璧に捉えたのもこの映画」
「人間の内面に迫る映画だ」
「君の気持ちと変わらないよ、ラブ東京ドリフト。
1. JDMマニアなので嬉しい
2. ドリフトが大好きなので、嬉しい、嬉しい
3. 日本と日本文化が大好きなので、嬉しい、嬉しい、嬉しい、嬉しい、嬉しい。
イニシャルDは、特にユーロビートのサウンドトラックを使ったTokyoPopバージョンがお薦め」
「他の作品とは違うので、本当に良い作品だと思う。でも、私にとっては5作目が一番好き。巨大で重い金庫を引っ張るチェイスがあるのですが、とてもありえないような話だけど、それでも見ていて気持ちいい」
「この作品が、ワイルド・スピードのピークだ。
クルマだらけ、JDMだらけ、東京、サン カン。
F&Fの映画が、世界を救うとか、CGIを駆使したつまんねー映画ではなく、本当にクルマが描かれていたのは、これが最後だ」
「心からそう思う。東京ドリフトは、各キャラクターの心の中に入り込むことができる唯一の作品だった」
「そして、なんといってもあの素晴らしい赤い三菱 エボリューション 9。JDM好きにはたまらない映画」
「"ベスト"!申し訳ないが、あのバカ映画に「ベスト」の資格はない。「東京ドリフト」は、このシリーズの中では一番ひどくないが、それだけである。他にもたくさんの車映画があり、その多くは同じくらいひどいものもあるが、いくつか良いものもある。だから、それらを賞賛するのはどうだろう。私はまず、『ル・マン』を最高の自動車映画として推薦しよう」
「東京ドリフトはシリーズ中、最も好きな作品」
「くだらない。
JDM:クソオタク
ドリフト:遅すぎ
日本:女子高生が変態的
ヘビーメタルサンダー:数えるほどの車しかない」
「クルマはいいんだけど、ストーリーがクソ」
「4作目のムービーでは、GNX、グラン・トリノ、シェベル、スカイライン、クレイジーなボディキットのマスタング、200sx、インプレッサ、Fボム・カマロ、そして2台のシボレーピックアップモンスターが登場したね。そして最後には美しいNSXとトランスアム、そしてKhm、チャージャーが登場するんだ」
「ハンが回転する360度制御のドーナツがカッコいいと思った。最新作ではハンが復活するんだね」
「今振り返ると、東京ドリフトと7がトップ。そして未だに時系列を理解してないバカが多い。正直、このフランチャイズは東京ドリフトで終わるか、続編は全てハンを中心に据えた方が良かった」