トヨタは、80年代に製造されていたある車のスペアパーツを提供する新しいプログラムを発表した。そのクルマとはAE86 カローラで、ストリートレースを題材にした日本の漫画「頭文字D」の主役として、ちょっとしたカルトヒーローになっている一台だ。
また、AE86の愛称である「ハチロク」も、ヨーロッパの皆さんだってご存知だと思う。そんなAE86の人気を受けて、Gazoo Racingではリア駆動の "万人向けのクーペ"を新旧パーツのラインナップに加えた。
スープラの新旧パーツ「A70」「A80」や、2000GT、40系ランドクルーザーの新旧パーツに続き、AE86にも「通常の純正部品」としての新旧パーツが用意されている。11月1日からは、リアブレーキキャリパーやステアリングナックルアームなどが新品で購入できるようになり、とりあえずはこれで終了。
12月には、AE86のリアドライブシャフトが追加され、さらに追加される予定だ。「しかし、これらはサプライヤーの特別な協力を得て、限られた期間でしか入手できません」とトヨタは説明する。「そのため、生産終了後は、在庫がある限り、再現された各パーツを入手することができます」そりゃそうだ。
ってことは、皆さん、今のうちに手に入れておいてね…。
https://toyotagazooracing.com/jp/gr/heritage/
=海外の反応=
「ある種の "3Dプリント"を使って、金属や同等の耐久性を持つ他の素材を使った一点ものの部品を製造できるようになるには、どのくらいの未来への時間が必要なのだろうか?今は専用の作業場で作ることができるだろうけれど、トヨタや他のメーカーが「印刷指示書」を売ってくれれば、毎回正確な部品を手に入れることができるようになれば素晴らしいことだ」
↑「ジェイ レノが戦前の車のエンジン部品を3Dプリントしていると言っていたのを思い出した。これが裕福でない人々のための若い車にまで普及するのは時間の問題だと思う。しかし、メーカーが回路図をいくらで売るだろうか?古い車の部品を再生産することで家内工業を営む人がいても、それを止めることはできないだろう。トヨタ自身が部品を再生産し、特別な「プログラム」でプレミアム価格で販売することができるのに、なぜわずかな価格で回路図を販売するのだろうか」
↑「その通り。しかし、もしそのような製造能力があれば、家内工業的には、オリジナルの部品をレーザースキャンしたり、他の方法で図面を作ったりすることができるだろう。もちろん、オリジナルではないスペアパーツも存在する。それでも念のためにオリジナルパーツを購入する人が多いので、トヨタの認定を受けた3Dプリンターからパーツを購入して、認定を受ける代わりに設計図はトヨタからしか買わないことに同意するのかもしれまない」
「欧州向けにもセリカ、スープラとカローラの各モデルを数ロット作るべきだと思う。最近はチューニングされていない、または錆びていない良い個体をまともな価格で見つけるのは非常に難しいので、私なら喜んでそれぞれのOEM工場生産の新品を1台ずつ買うけどな」