【試乗/動画】フェラーリ F80:V12との決別、1,200馬力のPHEVで新時代へ ラフェラーリ後継は「サーキット育ちのロードカー」だった

インテリア

「居心地が良い(Cozy)」というのが、F80のインテリアを示す言葉だ。アンダーフロアにクリーンな空気を送り込み、それを活用してダウンフォースへとエネルギーを与えるためのあらゆる手段を講じた結果、「ハイフィート(足元が高い)」なドライビングポジション、狭いキャビン、そして助手席を固定シートでわずかに後方に配置した非対称な座席配置が生まれた。それでも、これはヴァルキリーと比べれば、最高の贅沢であり、ドライバーのための調整範囲も非常に広い。

喜びの中の喜び、フェラーリはまた、質素なボタンを復活させた。最近のモデルを悩ませてきた静電容量式のナンセンスの多くは消え去り、素晴らしく触感の良いステアリングホイールには、今や物理的なボタンが備わっている。これは、我々を非常に幸せにする。

F80が純粋なドライビングスリルのために意図されたクルマであるという、圧倒的な感覚ほどには、幸せではないが。ここには装飾はない。高い水準で仕上げられているが、見栄や、馬鹿げたほど複雑な素材やデザインはない。シンプルで、クリーンで、直感的で、抑制が効いている。もしあなたがF50を見たり、座ったりしたことがあるなら、同じ哲学を認識するだろう。すなわち、乗り込み、体を縛り付け、仕事に行く準備をしろ、ということだ。

ああ、そうだ、固定式のハーネスは公道では非常に面倒で、フェラーリはまだ、ポルシェスタイルのように、ハーネスと従来のシートベルトを並べて提供していないようだけれど。
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