ケータハムのEVスポーツクーペ「プロジェクトV」が、ドイツの国際デザイン賞「German Design Award 2025」を受賞した。
東京オートサロン2025でもボディカラーを変えた姿が披露された、ケータハムのEVスポーツクーペ「プロジェクトV」が、ドイツの国際デザイン賞「German Design Award 2025」を受賞した。これは、国際的に権威のある同賞の「Excellent Product Design」部門における優秀賞(Winner)に相当する。
「プロジェクトV」は、ケータハムが進める新型EVスポーツクーペの開発プロジェクトである。プロジェクト開始当初から電気自動車として設計されており、チーフデザイナーはアンソニー ジャナレリー氏が務める。彼のビジョンは、世界的に有名なイタリアのエンジニアリング会社イタルデザインによって具現化された。
ケータハム セブンのデザインは、シンプルかつミニマリストであり、軽量で運転が楽しいという本来の機能のためにデザインされている。この哲学は「プロジェクトV」にも引き継がれており、軽量かつシンプルな点が特徴だ。
「German Design Award」は、1953年に設立されたドイツデザイン評議会が主催する、国際的に権威のあるデザイン賞の一つである。世界各国で開催される他のデザイン賞を受賞するなど、一定の評価を受けた作品の中から、ドイツデザイン評議会が参加作品をノミネートするという点が特徴的で、ノミネート自体が名誉とされる。German Design Awardは、ドイツデザイン評議会(The German Design Council)により2012年に設立されたアワードだ。部門は「Excellent Product Design」「Excellent Communications Design」「Excellent Architecture」の3つで構成される。各カテゴリーには、「Gold(最優秀賞)」「Winner(優秀賞)」「Nominee(ノミネート)」が設けられている。
プロジェクト V を「そのミニマルなデザイン哲学が、クリアでエレガントな表面を生み出している」と評価。さらに、
「ケータハム プロジェクト V は、その卓越したプロポーションと印象的なキャラクターで印象づける」と評し
た。
アンソニー ジャナレリーは、次のようにコメントした。
「はじめに、このような評価をいただきました審査員の皆様、そしてドイツデザイン賞の皆様に感謝申し上げます。
私たちのチームは、エクセレント・プロダクト・デザイン部門の受賞者として認められたことを大変光栄に思っていま
す。
プロジェクト V では、この新しいコンセプトの中にケータハムならではの DNA を残したいと考えました。 私たち
は、シンプルでミニマルなデザイン哲学をスポーツ・クーペのアーキテクチャーに適用し、魅惑的で時代を超越した
シルエットを生み出すことを目的としました。
このデザインが最終選考に残り、業界のデザインエキスパートたちから表彰されたことは、私にとってもケータハム
にとっても非常に誇らしい瞬間です」
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