ケータハム、70-80年代のスーパーセブンを彷彿とさせるSUPER SEVEN 600と2000が販売開始 6/30までの期間限定販売モデルも

ケータハムから、1970 年代と 80 年代の同ブランドの⼈気⾞であるスーパーセブンを現代風にアレンジしたSUPER SEVEN 600と2000が販売開始された。

 

ケータハムカーズ・ジャパンは、SUPER SEVEN 600と2000の販売を開始した。価格は、SUPER SEVEN 600が8,668,000円、SUPER SEVEN 2000が11,462,000円。

この新型モデルは、1970年代に発売され1980年代を通じて⼈気を博したケータハム初期の「スーパーセブン」からインスピレーションを得ている。スタイルとパフォーマンスが完璧に融合した、昔ながらの英国軽量2⼈乗りスポーツカーを、21世紀向けに再構築している。両モデルの外観は似ているかもしれないが、それぞれで異なる運転体験を提供してくれる。

SUPER SEVEN 600は、風を感じながら日曜日のゆったりとしたドライブを楽しみたいが、⾺⼒や発進加速にはあまり重きを置かない⼈向けに、日常速度域でのシンプルで純粋な運転体験を提供する。対して、野性的なパワーとより速いスピード、そして心躍るドライビングを求めるパフォーマンスファンにとって、SUPERSEVEN 2000はより魅⼒的な選択肢かもしれない。

SUPER SEVEN 600は、SEVEN 170と同じ85psを発生するスズキ製660ccターボエンジンを搭載しており、0-100kmを6.9秒で加速、ライブアクスルシャーシも共有している。これに対し、SUPER SEVEN 2000は、多くの要望に応え、172psを発生する2,000ccのデュラテックエンジンを搭載、0-100km加速は5.0秒以下を達成。このモデルはSEVEN 340と密接に関連しており、ケータハムモデルの大半に⾒られる⼈気のドディオン式シャシーを採用している。また、SUPER SEVEN 2000は、より大きなシャシーサイズ(Series5、ワイドボディー)でも購入できる。

両モデルのハンドリングを向上させたいのなら、LSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)の追加が可能となる。

SUPER SEVEN 2000のドライバーは、リアアンチロールバーと調整可能なアジャスタルブプラットフォーム、4ピストンキャリパー付きフロントベンチレーテッドディスクを備えたスポーツサスペンションパッケージを追加することで、パフォーマンスをさらに⾼めることができる。

セブンの本来の動的性能に加え、両モデルはエクステリアとインテリアでも優れている。

エクステリアではSUPERSEVENの両モデルとも、SUPERSEVEN1600、SPRINT、SUPERSPRINT、および1970年代から80年代にかけて多数のケータハムモデルで⾒られたフレアードフロントウィングが目を引く。また、SUPER SEVEN 600は14インチのシルバーJunoホイールを誇り、SUPER SEVEN 2000は14インチのClassicホイールを備えている。

両モデルには、Avon ZT7 タイヤ、クロームフィラーキャップ、ブラックレザーのMoto-Litaステアリングホイール、カーペット付きリアパネル、ポリッシュドエキゾースト、LEDリアライトが標準設定されている。

外装ペイント色は、グラビティブラック、エグゾセレッド、ビンテージグリーン、ファイヤークラッカーイエローなど、さまざまな色から選ぶことができる。

カラーオプションはそれだけではない。両モデルには、これまでのどのセブンにも⾒られなかった11の専用ペイント仕上げ(レーシンググリーン、カリビアンブルー、トスカニーレッド、サクソニーグレー、セレンゲッティオレンジ、ボルドーレッド、オクスフォードホワイト、アッシュダウングリーン、ウインザーブルー、フォーン、バーボン)も選択可能だ。

さらにオプションとして、ゴールド/ボディカラー/カスタムカラー(それぞれダイヤモンドカットリップ付き)のアルミキャップから選択でき、アルミホイールの色や雰囲気を⾃分好みに変更できる。

インテリアでは、さまざまな追加のカラーオプションから選択でき、お客様のセブンにパーソナライズされた雰囲気を与えることができる。ドライバーは、カーペット、ダッシュボード、レザーシート、ギアボックスやハンドブレーキのブーツの色を選択できる。

これらインテリアパーツで選択できる色には、ディープレッド、クリーム、バーチホワイト、バーガンディ、ジンジャー、アドミラビリティブルー、ビスケットベージュなどがある。

これらのカラーオプションにより、SUPER SEVEN 600と2000は、ケータハムシリーズの重要なモデルにふさわしい仕上げレベルとなり、レトロ風の外観と雰囲気がさらに⾼まる。

SUPER SEVEN 600は標準シャシー(Series3、ナローボディー)のみで、SUPER SEVEN 2000は標準シャシー(Series3、ナローボディー)と大型シャシー(ワイドボディー、Series5)サイズで提供される。

SUPER SEVEN 600と2000の日本発売を記念して、SUPER SEVEN 600ベースのSUPER SEVEN 600 CLASSIC EDITION 期間限定にて発売する。こちらは、6月30日までの期間限定受注となるのでご注意を。

この日本限定モデルは、85ps を発生するスズキ製 660cc ターボエンジンを搭載したSUPER SEVEN 600 をベースとしており、外装はクラシック感満載の無塗装アルミボディー+ビンテージグリーンコンポジットパネル(フレアードフロントウイング)、14 インチブラック Juno ホイール(特別装備)、スペアホイール&キャリアを削除して軽量化されたすっきりとしたリアアルミパネル、NEWスタイルClassic Signatureシート(特別マデイラレッド・ファイングレード・ミュアヘッドレザー + ブロディ―ハンティングウェザード・タータンファブリック)、レッドパウダーコートダッシュボード(特別装備)、ユニオンジャックバッジ(リアウイング)、Moto-Lita 製ウッドリムステアリングホイール、マップポケットを装備しながら、価格もお得な日本限定モデルとなる。SS600相当で計算すると、9,235,300円だ。さらに、SS600では選択できない装備を多く標準装備しながら、約237,300円相当お得となる一台である。

また、少し残念なお知らせもある。今般の急激な為替変動や世界インフレ、ウクライナ情勢、各エネルギー/原材料価格の⾼騰、半導体不⾜などによる⾃動⾞業界と、サプライチェーンへの影響は世界的規模で非常に大きなものとなっているのはご承知の通り。ケータハムでも、原材料価格など⾼騰の影響を大きく受けているのが現状だ。ケータハムカーズの⾞両価格改定に対しては出来る限り⾃助努⼒にて価格据え置きの対応を取っているが、今回弊社と弊社ディーラーにて吸収することが非常に厳しいため、2024 年 6 月 21 日より、SEVEN 170/SEVEN 340価格とオプション価格の改定することとなった。4.7-5.4%の値上げ幅となる。

ケータハム(ケータハム・カーズ・リミテッド)は、1973 年にグラハム・ニアンがロータスの創始者コーリン・チャップマンからセブン製造・販売のための型、デザイン、その他独占権を獲得して以来、軽量で 2 ⼈乗りのスポーツカーを生産している。チャップマンへのオマージュとして、ケータハムは今日も、ドライビング・エクスペリエンスと楽しさをすべての活動の中心に据えることを哲学としている。すべてのお客様にパーソナライズされた体験を提供することを約束し、購入された方が公道とサーキットの両方で⾃⾝の志向と運転の好みに完全に合った⾞を作るための幅広い選択肢を提供している。当該英国メーカーは、そのユニークな⾞を英国国内だけで生産している。現在、ケータハムはケント州ダートフォードに本社を置き、1987 年以来、組⽴てとキットビルドの両方で⾞を製造している。2023 年現在、ケータハムは世界の 15 の主要市場で 30 以上の公式販売店によって販売されている。
また、モータースポーツ部門の一環として、あらゆるレベルのドライバーを対象とした英国の 5 つのレースシリーズを運営している。1995 年以来、エントリーレベルのレースシリーズであるケータハム・アカデミーでは、1,300 ⼈以上の初心者ドライバーがレーシングドライバーとしての資格を取得した。

ケータハムは、2009 年以来ケータハムの日本市場における輸入代理店である、日本の VT ホールディングスが現在所有している。VT ホールディングスは、日本最大の⾃動⾞ディーラーグループの一つだ。トップギア・ジャパン 061でもケータハムの特集をしており、VTホールディングスへのインタビューを通じてプロジェクト Vの狙いとケータハムの未来について詳らかにしている。あまり知られていなかったケータハムの歴史とトピックもまとめてあるので、ケータハムファンは必読と言えよう。

ブガッティ ボリード/ケータハム プロジェクトVの真実/日本のDAMD/プリウス:トップギア・ジャパン 061





トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2024/06/71078/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 063

アーカイブ