トヨタの水素ハイラックス、航続距離600kmを謳う パリオリンピックにも登場予定

トヨタの水素ハイラックス、航続距離600kmを謳う。史上最も破壊されない車のプロトタイプが登場。


トヨタは水素燃料電池を搭載したハイラックスのプロトタイプを公開する準備を進めている。現在、英国で製造された完全電動化されたピックアップトラックが10台あり、トヨタはその航続距離が600kmに達すると見込んでいる。これは、破壊不可能なハイラックスのラダーフレームシャーシ内に埋め込まれた3つの2.6kgの高圧水素タンクのおかげだ。タンクの総容量は7.8kgになる。

330個のポリマー電解質セルで構成される燃料電池スタックは、水素トラックのフロントアクスルに搭載されており、リアアクスルの電動モーターを介して180馬力と300Nmのトルクを発生させる。サイズ的には、エクストラキャブピックアップは全長5.3m、全幅1.88mで、生産モデル(注目すべきは201馬力/500Nmのトルク)と同じだ。水素はバッテリー電気自動車(BEV)版のバッテリーよりも軽いため、このハイラックスはより高い積載量と十分な牽引力に対応できるはずだとトヨタは述べている。キャラバンファンの皆さん、喜んでいいんじゃない?

このモデルはトヨタのミライセダンモデルの技術を使って開発された。ミライは2021年に給油なしで1,358km走行し、自身の記録を更新した。トヨタによると、モジュラーシステムを車以外にも適用するため、コンポーネントの再配置が必要だったそうだ。そのため、この水素版が2.8リッターディーゼル版ほどパワフルでない理由が説明できるかもしれない。

重要なのは、これがトヨタの水素ハイラックス開発プログラムのテスト段階に過ぎないということだ。10台のプロトタイプのうち5台は実際の走行状況でテストされている。残りの5台はメディア向けの露出に使われ、その1台は今年の夏にパリオリンピックに登場する予定だ。

トヨタは長年「水素は未来の燃料だ」陣営のメンバーだった(最近はそれをマルチパスウェイ戦略とでも呼ぶべきものに発展させたが)。2030年までに大量生産水素技術のトップに立つという大きな野心を持っている。しかし、電気充電インフラが不十分だと思っているというのなら、最後に水素充填ステーションの脇を通り過ぎたのはいつだったか自問してみてほしい。
ブガッティ ボリード/ケータハム プロジェクトVの真実/日本のDAMD/プリウス:トップギア・ジャパン 061






=海外の反応=
「トヨタさん、やっときたかーって感じだね!」
「欧米はBEVばかり推してるけど、インフラ整備にばっか金かかってるじゃん。でさ、BEV本体も充電設備も高いし、家充電できる人ばっかりじゃないだろ。

水素は結局水と電気で作れて、使うときも水しか出ないんだから、一番キレイで便利な燃料だと思うんだけどな。俺的には水素が一番しっくりくる!」
↑「水素推すのはいいけど、ちょっと夢物語じゃない?ずーっと実用化が待たれてる感じじゃん。それにアメリカじゃほとんどの Wasserstoff(水素)はガスから作ってるって聞いたぞ。そんで、お前みたいなのが騙されちゃうのはさ、ガス会社が水素を推進してるからだろ!電気分解は遅すぎるし、でかい冷凍タンクが必要で維持費もバカ高らしいぜ。

それに、高圧の水素タンクって危ないんだってさ。宇宙に行くロケットくらいしか使わないらしいぞ。チャレンジャー号の事故覚えてる? 俺なんて、水素運搬車で見せ物みたいな事故見たことあるぞ。低圧ならヒンデンブルク号みたいにバーン!だよ。

水素は終わったってはっきりわかんだろ。いい加減諦めろよ。豊田社長と同じくらい頭おかしいんじゃねーのか?」
↑「動画もあって、水素の可能性を示してると思うんだけど。水と電気から作れて、使う時も水しか出ないってのは科学的事実だ。科学的根拠を無視して宗教みたいに信じるのはどっちかって話だよ。

アメリカ人はアホみたいにガスで作った水素使ってるけど、世界の常識ってのはさ、アメリカはよくアホな事するんだよな。それにそのニュース記事には、火災の原因が水素じゃなくてガスだって書いてないじゃん。EUは今、8億ユーロも出してグリーン水素を作るプロジェクトやってるのに、アメリカじゃ相変わらずアホみたいなインフラ作ってるだけ。

大統領選が認知症じじいと犯罪者とか、どこの国だよって感じだわな。でさ、水素をダメって言うけど、トヨタ、ホンダ、BMW、Hyundai、ランドローバーとか、世界トップの自動車会社が開発してるんだよ? ハイブリッドだってトヨタが発明して、世界的に普及させたじゃん。CO2削減に一番貢献してる技術じゃん!」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2024/06/70932/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 063

アーカイブ