初代ロードスターが4代目のパワートレインを積んでシングルシーターになる


マツダ ロードスターを「2シーターだから、ちょっと実用性に欠けるんだよな…」なんてボヤいてたあなた。もっと実用性がないロードスターがあるのだ。なんと、シングルシーター。初代のマツダ ロードスターは、レストモデリングが可能なほど古い車なのだ。30年以上乗ってきたクラシックカーだから、改造はレストアとセットで行わなければならない。

しかし、ローマのゴルゴナ カー(Gorgona Cars)は、「修理して、パワートレインを変えて、ちょっと派手なパーツをつけて、売り物にする」という初歩的なことをするのではなく、こうして…いや、日本のみなさんには、もはや説明するまでもないだろう。マツダ ロードスター バルケッタだ。ゴルゴナはこれを「ネイキッドモノポスト」を意味する「コンセプトNM」と呼んでいる。

バルケッタにふさわしく、ルーフもフロントガラスもなく、余計な装飾も重量もない。それが「ネイキッド」たる所以である。しかし、エアロダイナミック・ヘッドレスト・フェアリング、ハーフハイトドア(昔のマセラティ バルケッタによく似ている)、ダックテールスポイラーがある。さらに、ハードトノカバーでシングルシーターに変身する。「モノポスト」であることは間違いない。

つまり、NMはより軽く、より強く、そして居住性ははるかに悪くなっているのだ。しかし、シングルシーターとしてなら、それはきっと新しい集中力が生まれることを意味するんじゃない?

そうかもしれない。フロントスプリッターもそうだし、サーキット仕様のタイヤやエンケイホイールもそうだし、ゴルゴナによれば、モノポストはベースとなったロードスターの2倍の剛性を持っているそうだ。900kgを切る車重にもかかわらず、レースへの準備は万端っていう。

特に現代の第4世代ロードスターの2.0リッターエンジンのおかげであるけれど、180bhpに対して何の文句があるのだろうか?

マツダ ロードスターは、その名の通り、マツダが誇る世界最高峰のレーシングカーだ。標準のパワーではストレートに火をつけることはできないが、オプションの225bhpチューンでも、どちらでも笑顔になれるはずだ。

希望小売価格は7万ユーロ(970万円、ドナーカーは含まず)で、ドライバーの唯一の相棒を捨てたクルマの限界とはどこにあるのだろうと考えさせられる。バルケッタのフルスペックを手に入れるだけの価値はあると思わない?


=海外の反応=
「RPF1がどんなに素晴らしいホイールであっても、この値段だと既製品では買えないようなものを期待するし、パネルの隙間も気になる」
↑「イタリアのクラシックなバルケッタをイメージして、わざとパネルの隙間を作ったのかもしれないね」
「そのお金で、世界で一番完璧なロードスターを手に入れて、Flyin Miata LS3にスワップしてもらえばいいんだよ。そしたら、2人で楽しむことができる」
「これのシングルシート版で、ドライバーが真ん中でトランスミッショントンネルに跨るタイプが見たいね。自分だったら、パドルシフトを付けようかな…」
「これを見てDIYコピーしたヤツだと、死のトラップになるから注意」
「素晴らしいアイデアね。しかし、970万円とは!インフレがそんなにひどいのだろうか?」

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