ポルシェが合成燃料メーカーに93億円を投資 eFuelで動く911が見られるかも?

ポルシェが以前からeFuelの利用を検討していたことは知っていた。だが、今回は、HIF グローバル LLCという会社に7500万ドル(93億円)を投資することを発表した。中でもHIF Global LLCは、プンタアレナスに「ハル オニ」eFuelパイロットプラントを建設中で、2022年半ばに合成燃料の大規模な生産を開始する予定である。

しかも、ポルシェによると、この燃料は風力エネルギーを使ってサスティナブルにつくられるという。

この合成燃料は電気をベースとしており、内燃機関をほぼCO2ニュートラルに運転することが可能で、ポルシェはレースカーから993型の旧型911まで、あらゆる車両でテストを行っている。

ポルシェの取締役であるバーバラ フレンケルは、「eFuelは気候保護に重要な貢献をし、私たちのエレクトロモビリティを有意義な形で補完するものです」と述べている。

「工業用eFuelの生産に投資することで、ポルシェは持続可能なモビリティへの取り組みをさらに拡大していきます。この革新的なテクノロジーの開発と提供に対する私達の投資額は、合計で1億ドル(124億円)以上にのぼります」

すごいなー、ヤバい金額だ。このニュースは、アウディがトップギアに合成燃料は長期的な将来の一部ではないと語ったわずか2週間後のことであり、興味深い…。

ビル・店舗・倉庫・工場をトランクルームに!!(老朽化・空室対策)

=海外の反応=
「アウディはE-fuelsを開発してたよね?フォルクスワーゲンAGファミリーの一員なのに、ちょっともったいない気がする」
「VWグループもそろそろ何らかの有用な技術に投資する時期なのでは?」
↑「客観的に見て、有用な技術とは言い難い。少なくとも自動車には使えない。問題は、ガソリンの調達ではなく(豊富に存在するから)、それを燃やす際の排出ガスである。世界で最も持続可能な方法で生産された燃料があっても、自動車の燃焼室で燃やされれば、それは排出ガスに変わってしまうのだ。
クリーンなエネルギーを使って、最終的に排ガスを出すものを作るのは逆効果だという議論もあるくらい。合成燃料は、代替燃料に大きな欠点がある(つまり、実際には不可能である)用途に限定されるべき。例えば、長距離の航空輸送とか」
↑「遠い将来、内燃機関自動車を残すという意味で、主に役に立つと思われるけど、シンセフューエルは全体の方程式を変えるものではない。ICE車の排出ガスをある程度下げる手段にはなるが、ノーエミッション車の代用にはならないのは明らかだ。だから、長期的に考えれば、スポーツカーやクラシックカーを走らせるのに役立つことがほとんどになるだろう。大衆的な用途は考えられないし、あったとしてもその場しのぎでしかないだろうから」
↑「そして、トヨタとBMWグループも」
↑「BMWが技術でトヨタと提携。しかし、少なくとも彼らは挑戦しているんだよね」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2022/04/47479/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

HP Directplus -HP公式オンラインストア-

ピックアップ

トップギア・ジャパン 060

アーカイブ