所有
ランニングコストと信頼性
人気が急速に落ちた理由の一つは、サービスがワンストップでは済まないことにバイヤーが気付いてしまったからだった。修理するにはシトロエンとマセラティ両方のサービスセンターを通す必要があり、優秀なエンジンはさて置いて、全体的に奇抜なクルマなゆえ不具合を起こすことが少なくなかったんだな。地元のメカニックの誰一人としてSMの不調の原因を突き止めることができず、結局「わけあり」を承知で安く買ったら、10分ほどいじって乗って行ってしまったという話を聞いた。つまりだ、SMを乗りこなしたいなら、車整備のバイブル『ヘインズ マニュアル』を読むだけじゃ到底足りないってこと。本気で買うつもりなんなら、事前にスペシャリストを確保しておいた方がいい。
燃料タンクは大容量の90リットルで、2.7リッターの燃費は7.8km/L前後で、航続距離は430マイル(692 km)。現代のほとんどのGTより、効率がいい。後期に作られたモデルは燃料噴射装置がつけられ、燃費はこれより良くなる。
2020年時点での取引価格は、プロジェクトカーで10,000ポンド(155万円)以下、走れるものが15,000ポンド(234万円)、良品で20,000ポンド(311万円)ちょっとくらい。裏話付きの逸品となると40,000ポンド(622万円)を超える物もある。
ドライビングの最後の段落、「てる。」ってなんやろか?
シトロエン SM、乗ってみたいが日本じゃ希少だし本文にもあるように複雑な構造ゆえ維持が大変そうだ。
ご指摘ありがとうございます。編集ミスでした。
早速修正いたしました、教えていただき、感謝申し上げます。