【トップギア試乗】ポルシェ タイカン クロスツーリスモ

評価

最終的な判断

現時点で手に入る中で最も完成度の高い高速エステート。そしておそらくベストEV

クロスツーリスモは、今時点で手に入る中で最も完成度の高い高速エステート。特別デカいって訳でもなければ、すごい実用的ってわけでもないんだけど、能力の幅や、自身に課された役割を遂行できるって視点から見たら、こんなに素晴らしいクルマは他にない。アウディRS6とかパラメーラと比べても遜色ないんじゃない?唯一、乱暴者のE63だけがガソリンパワーで立ち向かえるかも。

それ以上に、通常のタイカンにもまさるんだ。クロスツーリスモのいいところは、走りはシャープなんだけど、そこまでスポーツスポーツしてないとこ。下地は似てるんだけど、2つの外観と可能性と理念はまったくの別モノだし、4ドアのタイカンと予想以上にかけ離れてる。快適さとダイナミックレンジは見事としか言いようがなく、実践ではよりその素晴らしいつくりといい仕事ぶりが見て取れる。ポルシェがEV界というゲームを前進させたのだ。決して安くはないけれど、今売られているEVのなかでは高い確率でナンバーワンだろうね。
スコア:9/10点

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