【トップギア試乗】ポルシェ タイカン クロスツーリスモ

所有

ランニングコストと信頼性


たいていの人にとって、ターボ Sは不要だと思う。欲しいと思うのはわかるよ、あのアホほどの速さは正直たまんねぇもん。でも、そのステージを超えたら、正しいスペックの下位モデルの方が経済的に理にかなってくる。ただし、それでも希望するスペックを全部揃えるまでには相当な出費になることを覚悟しとくよーに!例えば4Sに、いろんなオプションをつけるとする。まず、包み込むような臨場感のあるボーズのサラウンドサウンドシステムと、ハイビームとロービームを自動で使い分けてくれるマトリックスLEDをつけて、シートをアップグレードして、状況に応じてリアのトルク配分を左右個別に制御してくれるPTVトルクベクタリングと、あと、ロールを抑制して高い走行安定性をもたらすPDCC(ポルシェ ダイナミック シャシー コントロール)などをつけると…、計87,820ポンド(1,353万円)、ともすれば6桁越えしちゃうかもよ。

イギリスで、リース料金はポルシェからも、どのリース会社からも、まだ正式には公表されてない。新しすぎるからね。でも、そこまで恐れるような値段にはならないと思う。ポルシェが提供する年率5.9%の金利で計算しても、そこそこの4や4Sでも月1,000ポンド(15万円)以下で収まるはず。クロスツーリスモの残価は高いと期待されているようだ。

航続距離はカタログの数字をそのまま信用しない方がいい。航続距離に関しては、カタログ値を疑ってかかるのが正しいEVとの付き合い方。カタログには270とか280マイル(435 -451 km)ってなってんだけど、あれって200マイル(322 km)って読んだ方がいい。あと、自宅外での充電コストを自分の目で確かめてみて。ちなみに、僕らはターボ Sで700 マイル(1,127 km)を走行したよ。だいたいのイメージが付いた?自宅充電の費用は、ガソリンで言うと30km/Lってとこ。イギリスのアイオニティの急速充電を使うと、1キロワットが69ペンス(140円くらい)だから、6.3km/Lか…。

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2021/06/34763/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 064

アーカイブ