高機能化が逆にウザい!マジイラネ…なクルマの機能10選

10自動運転

よし、これで終わりだ。これ以上、かわいらしくしたり、おどけてみせたり、ユーモアを交えて皮肉を言ったりするのはやめよう。今こそ、それを明らかにする時なのだ。

車を運転することは特権である。

人類は、私たちが知る限り、何十万年も前から存在している。そして自動車は、何十万年にもわたる試行錯誤、失敗しては立ち上がること、今日よりも良い明日を想像することの産物なのだ。私たちは、自動車を構想するために必要な数多くの発見や発明、さらには自動車を改良し、ベニスからウラジオストクまで機械的な不具合なしに運転できるぞと、合理的に期待できるところまで完成させた、数え切れないほどの巨人たちの肩の上に乗っかっている。

そして今、私たちは、何十万年もの労働の成果である自動車を自分で運転することに、煩わしさを感じているようだ。渋滞の中で座っているのも、高速道路をクルーズするのも面倒くさい。エアコンの効いた快適な空間で、お気に入りのアルバムを聴きながら、自分で合流や追い越しをするのは面倒くさいよね。だからこそ、私たちはこの作業をクルマに代わってもらい、人間のほとんどが担当することになる最も複雑で素晴らしい機械を操作するという単調な作業から解放されたいと切望してきたのだろう。そう、その通りだ。

誰かに連れて行ってもらいたい?それなら、電車に乗ろう。それ以外の人は、自分で運転して行きたいところに行き、人類の歴史の中でこの時点に生きていることがいかに幸運であるかを実感するのだ。

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