02フェラーリ F40
ポルシェ959がアウトバーンを席巻する一方で、フェラーリのローテクで軽量なF40はアウトストラーダを支配する準備を整えていた。2.9リッターのV8はいびつな形をしていたが、巨大なツインターボで480bhpという大パワーを発揮した。とはいえ、当時のターボ技術はかなり原始的なもので、F40のサイコなターボラグを経験した人ならわかるはずだ。そう、悲鳴を上げ終わったとき。
F40のオーナーによると、彼らのクルマは500馬力をはるかに超えていたという。このことは、1990年代半ばにF40を超えたフェラーリのF50が、不満を減らすためにF1由来のV12をよりピーキーにしたものでは、直線で追いつくことができなかったという理由を説明するのに役立つだろう。おっと。