150馬力以下でもなめんなよ!ファンな走りの11台

マツダ ロードスター

もちろん、ここから始めないとね。大麻は麻薬の入り口だと、バカが口癖のように言ってたのを思い出したよ。だが、どうやら、世界で1つの現存する、入り口的な麻薬を見つけたようだ。それは、マツダ ロードスターだ。たとえ、少量の服用でも、生涯運転中毒になるんだ。ハードでハイスピードな運転に、抵抗できなくなって、この麻薬を手に入れようとする。良い面はないの?ロードスターでは、速いというのは相対的な概念であり、法廷に送り込まれるようなスピードに到達するずっと手前で、ドライバーの笑顔が大きくなりすぎて、顔の他の部分を覆ってしまうほどになるだろう。マスタングや911のような、他のユビキタスなスポーツカーについても同じことを言及してみようか。ああ、そう、偏在性ね。でもゴメン、その言葉、今はお腹いっぱいだな。

アメリカ人には、世界的に有名なマツダのオープンカーの普及率の高さを表す言葉があるほどだ。その答えは、常に「ミアータ」。そう、アメリカでのロードスターの呼び名だ。それがたとえ150hp以下のクルマでも、ハスキーな子犬がバスケット一杯いるように楽しい(そして愛らしい)クルマのリストを見ても、答えはいつも…まあ、わかってもらえるだろう。しかし、ユビキタス性は本当に問題なのだろうか?iPhoneやピンクフロイドやハンバーガーが好きな人もたくさんいるし、人気取りのために悪いことをしているわけではない。

海外仕様では、工場出荷時のロードスターの中には、180hp以上のエンジンを手に入れることができる。また、イギリスのチューニングショップBBRに持っていけば、220hpになって帰ってくることもできるし、アメリカのFlyin' Miataに電話をして、驚異的な馬力のLSエンジンを搭載してもらうこともできる。これらはすべて素晴らしい人生の選択だ。

しかし実際には、1.5リッター自然吸気4気筒で132hpを発揮する、最新のエントリーレベルのロードスターは、他に類を見ないほど素晴らしい展望を持っている。このシリーズの中では最も安価で、喜びを見出すために運転するという概念を、みんなに行き渡らせようとしている。また、非常に軽い。実際には代わりがないほど軽くて、小型で効率的なエンジンを搭載している。だから、燃料代が高くても、心の奥で化石燃料がいかにこの世界にとって良くないかを口うるさい連中の言葉を思い出したとしても、楽しい時間を過ごすことができるのだ。

これはマツダが意図的に開発したものであり、ロードスターは「最大限の関与をして、最大限に楽しむことを目的としたクルマ」だと考えられている。 現代のスポーツカーにはあまりにも多くの欠けているものがあるが、それを最大限に活用するためにはクルマと一緒に共同作業をこなしていかなければならない。本当に、このまま議論で勝てればよかったのだが、担当編集者が「1ページ目の記事はクルマのリストじゃないじゃん」「一体何のために、金払ってんだよ」的なことを言っていたので、これ以上怒られないように、続けていかなきゃね。

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