FCAグループの秘宝探検をするためミラフィオーリへ

1984 ランチア トレビ ビモトーレ

当時、アウディのラリーカーと競うために、ランチアはモータースポーツ用四輪駆動モデルの開発に取り組まねばならなかった。そのときアバルトのテストドライバーだったジョルジオ ピアンタは、それならむしろ「イタリア的」にやってみようと考えたのである。彼はボックスタイプのファミリーカーのリアシートを取っ払い、かつて子供たちが座っていた場所に、フロントに設置しているものと同じ、スーパーチャージャー付き2.0リッターエンジンを搭載した。そう、この目の前にある一台は、ツインエンジン、ツインギアボックス、四輪駆動を備えた狂気のマシンであり、究極のQカー(見た目がフツーのパフォーマンスカー)だと言えるだろう。

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