FCAグループの秘宝探検をするためミラフィオーリへ

伊ミラフィオーリ工場がフィアット歴史博物館に

不要な物を良質な製品に変換して価値を上げるという「アップサイクリング」が今、世界的に大ブームだ。昨年FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は、このアップサイクリングの波へと乗り出した。歴史あるミラフィオーリ工場の古びた(そして巨大な)トランスミッション製造現場を、史上最高のフィアット歴史博物館に変えてしまったのだ。そこは「ヘリテージ ハブ」と呼ばれ、120年に及ぶ歴代の名車300台以上が展示されている。このFCAファミリーの遺産が放つ高いブランド力と輝かしい功績は、現在でも6,000万ユーロ(72億円)以上の価値がある。しかし、ここにひっそりと保管されている300台の魅力は、実はそんなものじゃない。この空間に充満しているのは創造性、革新性、そして狂気であり、博物館というよりもさながら亡命者のシェルターのような独特な雰囲気を漂わせている。これこそまさしく「イタリアの真骨頂」だ。

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