メルセデス・ベンツがEV急速充電ネットワーク第1号拠点を千葉公園に開設。150kW対応の充電器と従量課金制を導入し、利便性と公平性を両立している。
クラシックCASIOなら公式CASIOオンラインストア
外車限定の車買取サービス【外車バトン】
メルセデス・ベンツ・ハイパワー・チャージング日本合同会社(MBHPCJ)は、独自の高出力EV急速充電ネットワーク「Mercedes-Benz High-Power Charging(HPC)」の第1号拠点として、「Mercedes-Benz Charging Hub 千葉公園」を開設したと発表した。
この取り組みは、メルセデス・ベンツが推進する電動化と持続可能な社会の実現に向けた一環であり、高出力の急速充電器による充電時間の短縮と、EVユーザーの利便性向上を目的としている。設置場所は主に三大都市圏周辺を中心に展開予定で、長距離移動や自宅での充電環境に課題を抱えるユーザーへの対応を図る。
千葉公園の「Charging Hub」に設置された急速充電器は、2024年に事業提携を結んだ株式会社パワーエックス(本社:岡山県玉野市、CEO:伊藤正裕)製の蓄電池ユニット付きモデルである。メルセデス・ベンツ専用設計のディスペンサーを採用し、1基で2口の充電ポートを備える。最大出力は150kW。ただし、全ポートが同時稼働する場合、出力は1口あたり120kWに制限される仕様で、1回の充電セッションは最大30分までとなる。
また、充電操作はタッチスクリーン式で直感的に行えるほか、24時間365日のカスタマーサポートも提供され、快適かつ安心な充電体験を実現する。使用電力については、2025年末までに実質再生可能エネルギー100%での提供を目指す。
本サービスは、メルセデス・ベンツが提供する有償充電サービス「MB.CHARGE Public」(旧称:Mercedes me Charge)およびPowerXアプリを通じて、すべてのEVユーザーが利用可能である。日本市場では主流となっている「時間課金」方式ではなく、実際の充電量に応じた「従量課金」方式を採用しており、出力や環境によらず公正で透明性の高い料金体系を実現している。
MB.CHARGE Publicの利用には月額5,720円(税込)の基本料金が必要で、充電料金は1kWhあたり94.6円(税込)。一方、PowerXアプリ経由の場合は月額無料で、1kWhあたり100円(税込)で利用可能だ。
「Mercedes-Benz Charging Hub 千葉公園」は、メルセデス・ベンツ日本合同会社(MBJ)、メルセデス・ベンツ・ファイナンス株式会社(MBF)および千葉市が2024年7月に締結した包括連携協定に基づき選定された。千葉公園第2駐車場(通称:みどりの駐車場)内に位置し、敷地内にはカフェやスポーツジムも併設されているため、充電中も快適な時間を過ごすことができる。
MBHPCJは今後も「Charging Hub」の展開を全国へ拡大する方針を掲げており、2025年8月には千葉県柏市の「Mercedes-Benz Charging Hub かしわ沼南」、同年9月には東京都世田谷区の「Mercedes-Benz Charging Hub 駒沢」のオープンが予定されている。
EV充電の利便性を向上させるとともに、ユーザーの不安解消にも寄与するHPC。メルセデス・ベンツは、同ネットワークの整備を通じて、持続可能なモビリティ社会の構築に貢献していくとしている。
【エレクトリック アワード 2025】ロータス エヴァイヤ/ルノー 4, 5/R32電動化計画:トップギア・ジャパン 067
【tooocycling DVR80】
箱バン.com