ブランドの聖地、ノーフォーク工場閉鎖の噂は一蹴された。
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週末にかけて、ロータス・カーズの英国本社が閉鎖の危機に瀕しているとの見出しが躍った。我々が確認したところ、この自動車メーカーはその噂を否定。「通常通りに事業を継続している」とのことだ。
ロータスはフィナンシャルタイムズ紙に対し、「米国での関税に関連するサプライチェーン問題の中、在庫を管理するために5月中旬から生産を一時停止した」と語ったが、これは1,300人の雇用を支えるヘセル工場が閉鎖することを意味するものではない。
ロータス カーズは声明で次のように述べている。「英国はロータスブランドの心臓部です。スポーツカーの製造、グローバルデザインセンター、モータースポーツ事業、そしてロータス エンジニアリングの拠点であり、ヨーロッパ最大の市場でもあります」
「ロータス カーズは通常通りの事業を継続しており、工場を閉鎖する計画はありません。我々は、進化する市場において効率を高め、グローバルな競争力を確保するための戦略的な選択肢を積極的に模索しています」というわけで、ご心配なく。さらなる“ロータスらしさ”が、これから生まれてくるというわけだ。
ただし、正直なところ、そうせざるを得ないのが実情である。ロータス エミーラや、完全EVであるエレトレ、エメヤといったモデルの開発コストは、好調な販売をもってしても、まだ回収できていない。
ロータスカーズは、ボルボの親会社でもある吉利(ジーリー)の傘下にあり、特に米国では好調だ。2020年、同国での販売台数はわずか94台だったが、EV子会社であるロータス テクノロジーは、2024年の最初の9ヶ月間で1,665台の販売を報告している。顧客が輸入関税の影響を受ける可能性を軽減するため、同社は自社のクルマを販売し続ける最善の方法を模索しているのだ。
声明はこう続く。「我々は過去6年間、英国の研究開発と事業に多額の投資を行ってきました。ロータスは、英国、そしてその顧客、従業員、ディーラー、サプライヤー、さらには誇り高き英国の伝統に、引き続きコミットしていきます」
続報が入り次第お伝えする。
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