ジェネシスが、フラッグシップモデルG90をベースに、モンスター級の2ドアクーペと、それをさらに贅沢にしたコンバーチブルバージョンを発表した。
ベントレー…、いや違った。ご覧ください、これがジェネシス X Gran Coupeとジェネシス X Gran Convertibleだ。どちらも現行G90サルーンのプラットフォームを流用した、巨大な2ドアグランドツアラー。残念ながら現時点ではコンセプトカーに過ぎない。
「創業以来10年間、ジェネシスは世界中の130万人を超えるお客様に、独自の価値を提供することに尽力してきました」とジェネシスのトップ、マイク ソン氏は語る。「この機会を新たな10年のスタート地点とし、高性能技術と未来的なラグジュアリーデザインを追求したモデルを披露したいと考えています」
これはつまり、これらの2台のコンチネンタルGTのライバルが、実際に生産される可能性もあるということだろうか。マイクさん、チャンスを掴んでください!
ソウルモビリティショーで公開された両コンセプトカーは、ジェネシスの象徴であるクレストグリルを、よりシャープでスポーティに進化させたデザインを採用。お馴染みの「2ラインヘッドライト」がグリルを挟み、フロントホイールアーチの後ろまで回り込むデザインも健在だ。グリルの下にあるエアインテークもG90サルーンよりもアグレッシブになり、トレッド幅も拡大され、より踏ん張り感のあるスタンスになっているとのことだ。
クーペとコンバーチブルの両方に、角度のついたフロントウインドウ、長いボンネット、低いルーフラインが採用されている。巨大なドアはピラーレスで、可能な限り大きなホイールが、サイドビューに強烈なインパクトを与えている。
今回発表されたX Gran Coupeは、「地中海のオリーブの木」からインスピレーションを得ており、グリーン系のボディカラーとグリーン&タンのレザーインテリアが採用されている。インテリアには本物のオリーブウッドもふんだんに使用され、なんとレザーはイタリアのオリーブオイル製造工程から出る排水を利用して自然な鞣し加工が施されているとのこと。きっと素晴らしい香りがするだろう。
X Gran Convertibleは、高級ワインからインスピレーションを得ており、エクステリアカラーは圧搾されたブドウをイメージした色合い。インテリアは…コックピットを見てください!
ジェネシスは、この2台のGTを本当に生産すべきだと思う?
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=海外の反応=
「クーペは、2ドアのシュコダ スペルブに見える」
「素晴らしいデザインだ。販売台数は限られるだろうし、コンバーチブルの赤と青の組み合わせは…好みが分かれるところだが、ぜひ実現してほしい」
「ライバルなんてありえない。ただのコンセプトカーじゃん」
↑「普通ならそう思うけど、オートブレーキホールドのボタンまで付いているコンセプトカーなんて見たことない。これはプリプロダクションモデルじゃないか?」