ホンダが中国市場へ投入する新型EV、烨(yè:イエ)シリーズはM・M思想に基づく

ホンダが3台の新型電気自動車を発表。中国でのみ販売予定。Yeシリーズは、スポーティな新型GTを含む、FRとAWDのEVを提供する。


てか、まず、なんて読むの?烨シリーズの漢字を見て、そう思った人が大半だろう。ホンダは、来週北京で開催される中国国際自動車ショー(Auto China show)に出展する新型電気自動車3車種を発表した。烨シリーズの第1弾となる「烨P7(イエ ピーセブン)・烨S7(イエ エスセブン)」と、第2弾のコンセプトモデルとなる「烨GT CONCEPT(イエ ジーティーコンセプト)」だ。なお、中国に住んでいない限り、どれも手に入れることはできない。

まったく新しいEVプラットフォームをベースとするP7(青い方)とS7(ええと、マスタードの方)は、2つの装いで登場する。まず1つ目はシングルモーターの後輪駆動タイプで、ホンダによれば、「スポーティでキレのあるハンドリング」を提供するという。さあ、なにかにしっかりつかまっていよう。

もうひとつはツインモーターのAWDモデルだ。今回ホンダが目指しているのは、「ドライバーの意のままの走りを実現する」パワーと反応の良いハンドリングだ。ありそうでなかったセールスポイントかもしれない…急成長する自律走行の時代を考えるまでは。

Ye P7とYe S7のエクステリアは、従来のクロスオーバーSUVを思わせる。インテリアは広々としたスペース、アンビエント照明、AIベースのデジタルアシスタントを特徴とすると聞いている。

トリオの3番目はYe GTコンセプト(赤い方)で、より低くワイドなボディを持ち、よりドライバーにフォーカスした姿勢を持っている。ホンダは、GTの「究極のドライビングエクスペリエンスを提供するために、ダイナミックなパフォーマンスを徹底的に磨き上げた」と語る。見た目もスポーティだが、乗り心地もスポーティだとホンダは言う。ドライバーには「レーシングドライバー」スタイルのコックピットがあり、助手席からはシネマスタイルの眺めが楽しめるらしい。

また、P7とS7は、「人間最大、機械最小」の人間中心のデザインアプローチを提供することを意味するYeシリーズで計画されている6モデルの最初のモデルであるとも言われている。これは、ホンダのM・M思想で、マン・マキシマム/メカ・ミニマム思想と呼ばれるものだ。人間のためのスペースは最大に、機械のためのスペースは最小限にして、クルマのスペース効率を高めようとする、Hondaのクルマづくりの基本的な考え方なのである。バッテリーサイズ、性能、航続距離に関する他の指標はまだ示されていない。

しかし、東風ホンダと広汽ホンダの共同開発であり、前述のように中国でのみ販売されることが分かっている。クロスオーバーは2024年末にショールームに並び、GTの市販車は2025年末までに発売される予定だ。

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