英国の2030年のガソリンとディーゼル新車販売禁止の延期は「非常に有益」とマツダ


英国の2030年のガソリンとディーゼル新車販売禁止の延期は「非常に有益」だとマツダは述べる。日本のブランドは、e燃料の研究に時間が使えると考えている。

ガソリン車とディーゼル車の新車販売を禁止する英国の計画が5年延期されるという先月のニュースに、自動車業界の誰もが愕然としたわけではない。実際、マツダはこの動きが「我々にとって非常に有益」だと考えている。

日本ブランドがそう考えていることは驚きではない。これまで電気自動車を発売したのは航続距離の短いMX-30だけで、これから2025年までの間にあと2車種を発売するだけだ。しかも、それが何になるかはまだわからない。

また、いくつかのメーカーが2030年までに完全な電気自動車になることを期待していたのに対し、マツダは次の10年が始まるまでに完全な電気自動車が出ると約束しただけで、BEVが販売台数の25-40%を占めるようになると予測している。

松江浩太パワートレイン開発本部長によると、燃焼エンジンの禁止を2035年まで延期することで、業界が排出ガス問題の代替ソリューションを研究する時間を増やすことができるという。

「英国のこの決定は、我々にとって非常に有益です」と、彼は説明した。「私たちは常に、バッテリーEVがカーボンニュートラルに向けた解決策のひとつだと考えていますが、それ以外のケースでは、現在の内燃機関をカーボンニュートラルな燃料(水素、バイオ燃料、シンセティックフューエル(合成燃料)など)で使用する機会が増えることになるのです」

「もしICE禁止が延長されたり、延期されたりすれば…私たちはその機会を探す時間を増やすことができるのです」

マツダはマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、そして現在はMX-30のロータリーエンジンレンジエクステンダーバージョン販売している。しかし、松江氏はカーボンニュートラル燃料の流通が開発そのものと同じくらいの障害であることは認めている。

それでも、EUは自国の内燃エンジン禁止に対するe-fuel免除を承認しており、マツダがe-fuelを実現させるインセンティブに事欠くことはない。

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=海外の反応=
「おっしゃるとおり。また、メーカーも100km程度の電気走行が可能なハイブリッド車を増やす必要がある。これにより、ほとんどの通勤や旅行が充電の必要なしに(自宅以外で)カバーできる。長距離ドライブするんなら、電気が切れた後、化石燃料の助けを借りてカバーできるように。
ただ、i3のレンジエクステンダーの問題、つまり不十分に使用されない場合にエンジンが停止するという問題を解決する必要があるけど」

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