CLA、GLA、GLEとメルセデス・ベンツが新型祭り状態 日本市場での人気パワートレインとは?

メルセデス・ベンツが、CLA/CLA シューティングブレーク、GLA、GLE/GLE クーペのマイナーチェンジを行い、説明会を開いた。

メルセデス・ベンツが、CLA/CLA シューティングブレーク、GLA、GLE/GLE クーペのマイナーチェンジを行い、説明会を開いた。まず、CLAから。CLA 180 (BSG搭載モデル)1.4L、直列 4 気筒直噴ターボ ¥5,730,000、CLA 200 d 2.0L、直列 4 気筒直噴ディーゼルターボ ¥6,070,000、メルセデス AMG CLA 35 4MATIC(BSG 搭載モデル)2.0L、直列 4 気筒直噴ターボ ¥8,540,000、CLA 200 dシューティングブレーク2.0L、直列 4 気筒直噴ディーゼルターボ ¥6,170,000、メルセデス AMG CLA 35 4MATICシューティングブレーク(BSG 搭載モデル)2.0L、直列 4 気筒直噴ターボ ¥8,640,000 のラインナップがある。ハンドル位置はすべて右。

CLAのヒストリーについてお話しいたする。初代CLAは、2013年にスポーティーでダイナミックなデザインの4ドアクーペとしてデビューした。2015年には、スタイリッシュなフォルムに加え、扱いやすいラゲッジルームを備えたシューティングブレークモデルが追加された。そして、2019年には2代目が登場し、スタイリッシュなデザインがさらに洗練され、最高水準の運転支援システムを備えるモデルとして市場に投入された。2代目CLAには、4ドアクーペとシューティングブレークの2つのモデルが展開されている。

CLAクーペの顧客からは、エクステリアデザイン、安全性、ボディタイプに対する高い評価を受けている。さらに、Cクラスなどの上位モデルからの移行や、他のメーカーからの新規顧客も獲得している。同様に、シューティングブレークの顧客は、クーペと異なる点は、購入者の年齢層が、クーペの55-60歳に比べて50-55歳と若いことが特徴だ。シューティングブレークについても、エクステリアデザイン、安全性、ボディタイプに対する高い評価を受けている。

今回新しく発売される新型CLAには、空気抵抗の少ない美しいボディスタイルを持つクーペモデルとシューティングブレークモデルが用意されている。今回のフェイスリフトのハイライトは、以下の3つだ。まず、全モデルに新しいデザインのアルミホイールが採用されている。また、エクステリアデザインが刷新され、スポーティな印象がさらに強調されている。機能面では、アダプティブハイビームアシスト、360度カメラシステム、最新世代のインフォテイメントシステムなどが標準装備となり、安全性と快適性が向上している。さらに、CLA 180とメルセデスAMG CLA 35 4MATICの2つのモデルには、BSGと48V電気システムが採用され、快適性が向上している。

エクステリアでは、新デザインのアルミホイールが全モデルに採用されている。特に、AMGモデルのAMGラインパッケージ選択時には、19インチのアルミホイールが採用され、スポーティーな印象が強調されている。フロントデザインでは、マットクローム仕上げの小さなスリーポイントスターがフロントグリルに新たに採用され、印象的なスタイリングとなっている。AMGラインパッケージを選択した際には、フロントバンパーがダイナミックでアグレッシブなデザインに変更。ヘッドライトとリアライトのデザインも洗練され、シャープな印象を与えるように変更されている。また、リアデザインには新デザインのリアディフューザーが採用され、安定感のある印象となっている。AMG CLA 35モデルではAMGの専用フロントグリルが採用され、専用感のあるスタイリングが特徴だ。

インテリアでは、ワイドスクリーンのコックピットディスプレイとメディアディスプレイが美しい外観で配置され、周囲に揺れたような印象を与える。センターコンソール上部には、ジェットタービンのようなデザインのアウトレットが配置され、航空機のイメージを取り入れたデザインとなっている。ステアリングホイールもデザインが変更され、静電容量式センターパッドが採用されている。センターコンソールではタッチパッドが廃止され、スッキリとしたインテリアデザインになっている。機能面では、360度カメラシステムやワイヤレスチャージなど、充実した標準装備が備わっており、快適性が向上している。

続いて、GLAだ。GLA 180 1.4L、直列 4 気筒直噴ターボ ¥5,990,000と、GLA 200 d 4MATIC 2.0L、直列 4 気筒直噴ディーゼルターボ ¥6,550,000の2モデルがある。初代GLAは2014年に発表され、世界中で大きな影響を与えた。このコンパクトSUVは、メルセデスのテクノロジーを凝縮しながらも都市生活に適したスタイリッシュな車両として、日本でも人気を博した。そして、2020年6月にはフルモデルチェンジが行われ、2代目GLAが誕生。このモデルは、スタイリッシュなSUVとしてのポジショニングをさらに強化し、MBUXインフォテイメントシステムや先進の運転支援システムを搭載している。

GLAの購入者の特性はエクステリアデザイン、運転のしやすさ、ボディタイプの3つの要素に高い評価を受けている。また、競合メーカーだけでなく、国産メーカーの同セグメントのモデルからも新規顧客を獲得している。

新型GLAは、メルセデスベンツSUVのエントリーモデルとして、都市と郊外のあらゆる状況で優れたパフォーマンスを発揮する。今回のフェイスリフトモデルには3つのハイライトがある。まず、エクステリアデザインが一新され、よりスポーティな印象を与える新デザインのホイールが採用された。2つ目は有償オプションのAMGラインパッケージで、アダプティブラッピングシステム付きサスペンションが快適な乗り心地と軽快なハンドリングを提供する。これにより、従来のモデルよりも驚くほど快適なドライブを実現している。

さらに、GLA 200 d 4MATIC Night Edition \8,060,000が100台限定で発売される。

通常モデルの新型GLAのエクステリアは、フロントグリルは特殊なシングルルーバーデザインで、M字連パッケージではよりアグレッシブなデザインが特徴だ。ヘッドライトもシャープなデザインになり、LEDのリアコンビネーションランプも印象的だ。

インテリアに関しては、スターパターンインテリアトリムが新たに採用され、高級感を演出している。また、限定車のGLA200 d 4MATIC Night Editionでは、特別な内装やパノラミックスライディングルーフなど、多くの特別装備が提供されている。

インフォテイメントシステムMBUXも大幅に進化し、ゼロレイヤーと呼ばれる画面で複数のコンテンツを表示できるようになった。音声認識にも対応しており、操作のスピードと安全性を向上させている。

運転支援システムも充実しており、アクティブステアリングアシストなどが搭載されている。

最後に、新型GLEおよびGLE クーペだ。GLEは、GLE 300 d 4MATIC(導入仕様モデル、ISG搭載モデル)2.0L、直 4 直噴ディーゼルターボ ¥13,760,000 、GLE 450 d 4MATIC Sports(ISG搭載モデル)3.0L、直 6 直噴ディーゼルターボ ¥14,660,000 、メルセデス AMG GLE 53 4MATIC+(導入仕様モデル、ISG搭載モデル)3.0L、直 6 直噴ターボ ¥17,280,000の3モデルだ。GLE クーペは、GLE 450 d 4MATIC Sports Coupe(ISG 搭載モデル)3.0L、直 6 直噴ディーゼルターボ ¥14,800,000 とメルセデス AMG GLE 53 4MATIC+ Coupe(導入仕様モデル、ISG搭載モデル)3.0L、直 6 直噴ターボ ¥18,050,000の2モデルだ。GLEは1998年に誕生し、その前身であるMクラスから発展した。このモデルはSUVらしい力強さとスポーティさを強調したエクステリアデザイン、高級感あふれる内装、オンロードとオフロードの優れた走行性能を組み合わせ、プレミアムSUVカテゴリーを確立した。

2015年10月には名称を「GLE」に変更し、Eクラスファミリーの一員として位置づけが強化された。2016年にはGLEベースのGLE Coupeが登場し、スポーティなデザインと力強さを組み合わせた。2019年には2代目のGLEが登場し、オンロードとオフロードの走行性能を向上させ、最新のテクノロジーを搭載した。GLEのエクステリアはメルセデス・ベンツのデザイン哲学に基づき、力強くスポーティなデザインを特徴とし、内装は高級感を保ちつつ、SUVらしい要素を備えている。3列目のシートを設定し、MBUXをはじめとする快適性向上の機能を追加した。

その後、2020年には2代目のGLE Coupeも発売された。続いて、顧客プロフィールをご紹介する。多くのご購入者は会社経営者や役員の方々で、平均年齢はEクラスのセダンに比べて若干低くなっている。エクステリアデザインや大きなボディサイズが高く評価されており、存在感がある。

今回新たに発売される新型GLEは、高い評価を受けているエクステリアデザインをスポーティにアップデートし、ラインナップにGLE400D 4MATICに48V ISGというマイクロハイブリッドシステムを搭載し、GLE450D 4MATICとして新たに加わった。これにより、GLEの全ラインナップが電動化された。また、最新のステアリングホイール、MPUXインフォテインメントシステム、ARナビゲーションが標準装備され、機能性が向上した。

新型GLEとGLE Coupeのエクステリアは、新しいヘッドライト、フロントグリル、フロントバンパー、新しいアルミホイール、LEDリアコンビネーションランプなどが採用され、よりスポーティに仕上げられている。AMGモデルには専用のエクステリア要素が追加され、AMGモデルとしての独自性が高められている。

インテリアでは、最新のMPUX対話型インフォテインメントシステムと静電容量式ステアリングホイールが採用された。全モデルでブルメスターサラウンドサウンドシステムとパノラミックスライディングルーフが標準装備され、快適な室内空間が提供されている。MPUX ARナビゲーションやヘッドアップディスプレイなどの最新テクノロジーが追加され、運転体験が向上した。

オフロードスクリーンやトランスペアレントボンネットなど、新しいテクノロジーがオフロード走行をサポートしている。

新型GLEとGLE Coupeには、メルセデス・ミーコネクトとメルセデス・ケアというプログラムが提供されており、24時間の緊急通報サービスやリモートドアロック・アンロック、車両位置の検索などが含まれている。保証プログラムの一環として、一般保証修理、定期メンテナンス、24時間ツーリングサポート、地図・データ更新が無償で提供され、アフターサービスネットワークが安心と信頼を提供する。以上が新型GLEとGLE Coupeのご紹介となる。

それぞれのモデルのガソリン/ディーゼルシェアについて伺ってみた。GLEに関しては、ディーゼルのモデルが300 dと450 dが8割強くらい。ガソリンモデル、AMGモデルになるとパフォーマンスモデルなので、価格帯も変わってくるということもあり、ディーゼルのモデルが主力となる。CLAは、クーペおよびシューティングブレーク同様に、一番比率の高いのがディーゼルモデルである。その後にクーペは180のエントリーモデル、その後にAMGモデルという形だ。GLAは、200 d 4MATICが一番販売比率の高いモデルだ。ディーゼルであるところというところと、SUVプラス4駆というところが最も評価されている。今回新型となった3モデルとも、実はディーゼルが一番人気だという。CLAはガソリンかと予想していたので、意外だった。日本ではまだまだディーゼル人気は続きそうだ。

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