アウディ クワトロをオマージュしたEレジェンドの市販型EL1は、満充電でニュルブルクリンクを2周イケる

市販モデルの電動スポーツカー、EレジェンドのEL1は1回の充電でニュルブルクリンクを2周できる。輝かしいアウディ クワトロへのオマージュがついに量産体制に入る。

「ウインカーレバーがなくなった」と一部で話題となっている、テスラ このEL1は、a)アウディ クワトロへのオマージュであり、b)実に魅力的なクルマである、ってことで記憶にあるかもしれない。その喜びをさらに深めるニュースがトップギア編集部に届いた。

このEVのメーカーであるEレジェンド(大文字でELEGENDだと主張している)は、このS1にインスパイアされたボディシェルとそれに付随する電気モーターが、たった1回のフル充電でニュルブルクリンクを2周できることを確認した。

つまり、幸運なオーナーにとっては、バッテリーの残量を気にすることなく、何分間も恐怖に慄きながらニュルブルクリンクのコーナーを走り続けられるということだ!よかったね、万歳!

これは新しい冷却戦略のおかげで実現した。以前あったコンセプトカーやプロトタイプ車からのその他の変更点としては、新しいドアハンドル、エクステリアミラー、そして…純粋に…ドアとトランクハッチが…少し広く開くようになっている。大したことないって?いやいや、ディテールは重要だよ。

最新のインフォテインメント、エアコン、バックカメラ、パーキングセンサーなどだ。エレジェンドはまた、適切なハードシェル・スポーツシートを装着し、露出したカーボンをキャビンのあちこちに配した。

それ以外は、2021年と2022年に我々が初めて目にした楽しいコンセプト通りだ。Eレジェンドによると、独自の技術プラットフォームを開発するためにローディング モビリティ(Roding Mobility GmbH)という会社と協力しており、今回の30台は「インバーターモータートランスミッションユニット用の既存のパワーセットアップ」を使用するという。

フロントとリアのアクスルに1速モーターを搭載し、前後のデフ、1速ギアボックス、80kWhのバッテリーを組み合わせたツインモーターカーであることに変わりはない。Eレジェンドは、カーボンモノコックとカーボンパネルで覆われたクワトロオマージュを0-100km/hから2.8秒で加速させることができる805bhpという数字を見積もった。0-200km/hは7.5秒、最高速度は299km/hだ。

通常の航続距離(20.832kmにおよぶドイツの恐ろしいレーストラックを全開で走らない場合)は400km弱と見積もられており、価格は89万ユーロ(1,400万円)+付加価値税とされている。びっくり。

「EL1によって、私たちは自動車の伝説を引用すると同時に、デザイン、テクノロジー、素材の品質、クラフトマンシップの面で前方に目を向け、他にはない21世紀のレトロフューチャー的なフォルムを作り上げました」と、Eレジェンドのボス、マーカス ホルツィンガーは語った。

これには進歩的な要素が含まれている。既報の通り、Eレジェンドは2024年に30台のEL1の生産を開始した後、同じ805bhpのパワートレインを使用した「アイコン」をさらに2台生産する予定だ。何はともあれ、喜ばしいことである。

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=海外の反応=
「1回の充電でリングを2周できる、と聞いてもあまりピンとこないかもしれない。しかし、世界記録を持つテスラ プラッドはそうではなかった。しかも、ブレーキの寿命はそれより短かった」
「ニュルブルクリンクのノルドシュライフェは1周13マイルしかない。こいつはマジで2周しかできないのか?情けない!この驚異的な偉業の後、どれくらい充電しておけばいいんだ?」
↑「情報を整理しておく価値がある。リングを1周するのが大変だったのは、それほど昔のことではない。EVのスタミナがICE並みになることはしばらくないだろうが、EVは明らかに正しい方向に進んでいる。業界が最新のEVに真剣に投資し始めてからまだ10年も経っていない。パフォーマンスEVが登場してからの期間はさらに短い。ほとんどの企業は、まだ第一世代の製品か、実際にリリースされていない。EV全般、特にパフォーマンスEVは、まだ発展途上なのだ。良い面もあるが、政府機関、ハイテク企業、自動車メーカー、大学などがより良いバッテリー/パックの開発に膨大な資金を投入している。この分野での進歩は今後も続くだろう」
↑「日産マイクラの方が3周でこれより速い」
「フォルクスワーゲンが2019年に報告したところによると、ID-Rは「リンク」周回レースの記録更新中に24.7kWhのバッテリーを消費し、最大バッテリー容量45kWhの約55%を消費した。つまり、フルレースモードで2周すれば、ID-Rもバッテリーが空になってしまうということ。しかし、ID-RはこのアウディEL1よりも空力特性に優れており、重要な電気部品やバッテリーを冷却するパフォーマンスマネージメント冷却システム、ドラッグリダクションシステム(DRS)などのギミックを備えている。デュマは、電気仕掛けのニオEP9の記録を破るためだけでなく、多くのストレスにさらされた。世界最高峰のレーシングドライバーの首が恐ろしいほど太いのは、このようなストレスフルな操作の際にドライバーの頭の重量を管理するために必要な筋肉がすべて備わっているからなんだ」
↑「記事を読まずに見出しだけを読んでいるように感じる。バッテリーは80kWhで、200kWで充電できる。計算してみろ」
「あの内装はちょっと…強烈だけど、これは本当にゴージャスだ」
「欲しいものがあれば、値段に関係なく手に入れると思う。そして、欲しいと思う。残念ながら」
「ナイスだが、おそらくこれが届く頃には時代遅れになっているだろう」
「毎週スーパーへの買い出しには、MG4の代わりにこれを使おう」

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